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小説

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こわいだん

「なあ、覚えてるか?俺が前住んでたマンション。5階建てだったのにさ、………夜中に、ベランダの向こうを、人影が横切って行くんだぜ」

「ああ。お前が借りてた部屋は1階だったからな」

「何だよ、少しは怖がれよ。じゃ、これはどうだ?俺達の母校だった高校の音楽室の怪。夕方6時位になると、どこからともなく…っていうか、音楽室からなんだけど、きれいなピアノの旋律が聞こえてくる。そこでこっそり覗いてみると……セーラー服姿の、首のない生徒が、弾いていた!」

「ああ、それは怖いな。俺達の母校が男子校だけに」

「おいおい。突っ込みが弱いぜ。もっとこう、ビシッと」

「いいからお前、もういい加減、家に帰れよ。何時だと思ってんだ。こちとら、明日も普通に仕事なんだよ」

「いや、家帰っても、誰も俺の話聞いてくれないしよ」

「だからって、毎年お盆の度ごとに俺の枕元に立つな!」

更新日:2011-08-21 10:56:22