• 作品を探す:

小説

携帯でもPCでも書ける!

  • 54 / 146 ページ

魔王

翌朝、目が覚めたら、寒かった。
何でや?
理由は簡単、裸だから。

「………」

隣ではスースーと実に可愛らしい寝息を立てて居る角黒エルフのンニャ・シュタレンベルゲ・シュタラーファ・ザン・ダ・リラナイマン・フタアカラン・マーガンナ第13代魔族族長兼周辺諸国代表総代長兼賢人会議議長が裸で俺の腕にしがみ付いて居た。
胸はアンマリ、大きいとは言えないが、形の良いオッパイである。
人はそれを美乳と呼ぶ。
脇を見ると、昨日着ていた服が無数に散らばっているではないか。
これ、完全にやっちまった?
脇にはワインの空き瓶転がってるし。
どう考えても、酔った勢いで子作りしちゃう奴やっちゃった系だよね?

「あ、あのぉ~
ンニャさん?」

取り敢えず、気持ちよさそうに寝ているンニャの胸をツンツン突いてみる。

オォ…

新感覚!

東雲幸也17歳、生まれて初めて女体の神秘に触れたで候

君のオッパイがプルルンとしたから、今日はオッパイ記念日

「おい」
「オッパイが喋った!?」
「んなわけ有るか!
何時まで儂の乳房を突いて居る」
「なぁ、一つ聞いても良いか?」
「何だ?」
「昨日の夜は如何でしたか?」

一発殴られるのを覚悟して聞いてみる。
チラリとンニャを見ると、顔を真っ赤にして毛布を鼻の上までずり上げていた。

か、可愛い!?

「わ、悪くなかった‥‥‥‥
むしろ、ヨカッタ‥‥‥」

はい、頂きましたぁ!!

「好きだー!!!
ンニャー!!!!」
「な、何をする!?」
≪我が主よ≫
「「うぉ!?」」

2人揃ってベッドから落ちる。

「な、何だよ行き成り‥‥」
≪そろそろ家に帰っては如何だ?
妹君と家臣の者共が心配するぞ≫
「あ、そうか‥‥」
「帰るのか?」

ンニャがとても寂しそうな顔をした。

「そんな顔すんなよ。
また夜来るからさ」

ンニャにキスをしてやる。

「分かった。
待っているぞ」

ンニャがクスリと笑い、モゾモゾと毛布の中に包まった。
後ろ髪を引かれる思いで縄梯子上がって行く。
階段を上がりきると、綺麗な朝日が見えた。
そして、口笛を吹く。

≪あ、ユキア様!!
昨晩はお楽しみでしたね!!≫
「五月蠅いよ!」

レッド・ナインがニンマリと笑って塔の周りを旋回し、そして、着陸。

≪で、魔王様はどうでした?≫
「素晴らしい。
酔った勢いで遣ったらしく、記憶が無いのが甚だ残念でしょうがない」
≪取り敢えず、傍目で見ていた私から言わせてもらえば、雄と雌が猛っていた≫
≪猛っていたって場所を詳しく≫

なんで此奴等こんなに盛り上がってるの?

「取り敢えず、お前等、あれだ。
黙らないとぶっ殺すぞ、マジで」
≪≪怖い怖い≫≫

更新日:2011-10-04 23:46:34