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小説

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勇者候補生達

「で、アンタ誰だ?」

試験も終了し、オッサンの脇でずっと俺やマコを睨んでいる女に聞く。

「クリスティーナ・オイファン・ガーランド。
近衛騎士副団長よ」
「はぁ~
近衛っつーこと、オッサンと同じか」
「オッサンじゃないわ。
オイエン・リッター・ガンスフォールド近衛騎士団長よ」
「知ってるよ。
で、そのこの騎士団副団長様が何の用だよ?」

てか、何で睨んでだよ。

「今日、新しく救世主候補生として勝手に召喚されて来た迷惑な2人組が試験やるって言うから仕方なく見に来たのよ」

うわぁ、コイツ、絶対友達居ない人だ。
絶対に居ないって分かる程に絶対に友達居ない人だ。

「そうか。
なら、帰れば?
もう、終わったし。
ご苦労さん」
「おっさん、次は如何するんだ?
早速授業でもするのか?」
「まぁ、予定では丸々一日使ってやるつもりだったんだが‥‥‥」

オッサンは如何した物かと頭を掻いた。

「なら、自由だな。
ドラゴンみたいドラゴン!
オッサン案内しろよ」
「ドラゴン?
そんな物見てどうするのだ。
奴等は飛べぬ。
使い物に成らぬぞ?」
「良いんだよ。
俺の居た世界にゃドラゴンなんて居ないんだ。
良いから連れてけよ」
「全く。
マコ殿は如何する?」

オッサンはマコを見る。

「あ、じゃあ、私も着いて行きます」

こうして、オッサン、とマコ、それにクリスティーナの4人でゾロゾロと闘技場から、ドラゴン、ワイバーンが居るらしい牧場に向かう。
てか、城の中に牧場が有るってどうよ?

「ん?
なぁ、あのデッカイ塔って何だ?
一つだけ離れて、湖のど真ん中に有るけど」
「異形共の王が囚われていると塔だ」

そう答えたのはクリスティーナだ。

「ふぅん。
牧場は?」
「あの塔の更に奥だ」
「じゃ、あの塔に寄ってから行こう」
「「駄目だ!!」」

2人が同時に叫ぶ。

「何で?」
「危険すぎます!!
奴は人間を誘惑し、破滅させます!!」
「そうよ!
言葉を交わしただけで奴の幻術に掛る!!」
「五月蠅い。
俺は異形とか言う奴に有ってみたい。
いざと成ったらマコが居る。
マコ、変身して、俺の直ぐそばから離れるな」
「う、うん」
「じゃ、行こう」

前に進もうとすると、クリスティーナとオッサンが前に出る。

「成りませぬぞ!!」
「そうだ!
危険すぎる!!
奴に何人殺されたと思って居るんだ!!」
「知るか。
退け。
今ここで俺に殺されるか、来るべき決戦で死ぬか、選べ」

2人に九九式の銃口を向ける。

「‥‥‥どうなっても知りませぬぞ」
「どうも、オッサン。
クリスティーナ、オッサンは退いたぞ?」
「勝手にしろ!」

クリスティーナもその場を退いた。

更新日:2011-09-11 03:17:25