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「オッサン」
「あ、おお‥‥
よろしい、ご、合格としよう」

オッサンが言うと、同じようにポカーンとしていた観客達が慌ててワーッと歓声を上げた。
これ、仕込じゃないの?
観客全員ここの兵士とかで、取り敢えず、場を盛り上げとけよって言う。
まぁ、良いんだけどさ。

「じゃ、次は俺の番だな」
「おお」

オッサンはまた指を鳴らす。
すると、再びメタルスライムが現れた。
それと同時に狙いを付けて引き金を引く。
バァンと発射された魔弾は迷う事無く、スライムの胸元に飛び、直撃。
スライムは水に戻った。

「はい、終わり」

如何よとオッサンを見る。
えっ?と言う顔でオッサンは俺を見ていて、観客もさぁ、今から声を上げるぞ、と言う所で試合を終了したので、この高ぶった気持ちを如何しようかと考えて居る様だった。
ザマァwww

更新日:2011-08-04 18:36:58

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