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妹は勇者候補

「は~
そいつは、スゲーっす」

俺のどんと来い超常現象宣言から3時間後。
部屋の中に入って中に居たクソチビ(この城、シュトレヴィングスク王立学園の学園長)にこの世界の説明と勇者に着いての説明を聞いた。
簡潔に言えば、この世界は異界の怪物に襲われている。
時々異世界からやってくるか生まれてくる勇者がその危機を救ってくれる。
んで、この世界は成り立っている。
以上。
今北産業はどんな要望にもお答えします。

「で、妹はその勇者で、俺はその従者と」
「そうですね。
ですので、貴方達はこの国を救う義務が有るのです」

クソチビこと学園長のマルベル・シューラ・ハップルバスが頷いた。
チビの癖に随分と長い名前を持っているので、クソガキと呼ぶ事にする。
取り敢えず、さも当然の様に言ってのけたこのクソチビの頭を九九式で殴り付けた。
マコとウェンディーにオッサンが驚いていたが知った事か。

「クソタワケがァァ!!!!
何が『貴方達にはこの国を救う義務があるのです』だ、ぼけぇぇ!!
何様だお前?
お前が言っているのは、俺がした糞をお前が片付けるのですって言って居る様なもんだぞ。
ふざけんな、クソッタレ。
マコ、今すぐ帰るぞ。
俺達を地球の日本に帰せ。
お前が出す答えは、Yesかハイだ」
「む、無理です‥‥」

クソチビは頭を押さえて蹲りながら答えた。

「無理じゃない。
やれ、家に帰せ。
お前にはその『義務』が有る」
「お、お兄ちゃん」
「マコは黙ってろ。
俺にはお前を守る義務が有る。
男として、家族として、兄としてだ。
そして、その義務を発揮するのが今、この時だ。
クソチビ。
お前が『勇者として戦え』と言う義務を主張するなら、俺とマコは『勇者として戦わない』と言う権利を主張する」
「お、お兄ちゃん!!」
「アンタ何言ってるのよ!?」
「少年、それは流石に‥‥」
「‥‥‥」

4人が文句を言おうとしたので、銃口を向けてやる。

「黙れ。
これは、俺とマコとこのクソチビの問題だ。
オッサンとウェンディーには発言権は無い」
「待ちなさいよ!!
アンタ、勇者候補に選ばれるってどんな名誉か知って居るの!?」

ウェンディーが信じられないと言う顔で言った。

「知るか。
名誉なんぞ要らん。
俺はマコとそんな下らん名誉の為に突然訳の分からん世界に飛ばされたのか?」
「無礼にも程が有るぞ!!」

オッサンが腰の剣に手を伸ばした。

更新日:2011-07-13 00:48:47

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