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第3回
『本番5秒前ー! 4……3……2……1……キュッ』
「どうも! フレッシュレモンになりたいのー! 研究生のみおりんこと市川美織です!」
ペコ。
「ついに3回目になりましたね。はい。私もやりがいを感じています。というわけで今回のお相手は……こちらの方」
『渡辺麻友』
「まゆゆさんです……ちょっと緊張しますね」
ガチャ。
「失礼しまーす」
「ああ、レモンちゃん。こんにちは」
「総選挙直前特別インタビューです」
「ええ!? いきなり?」
「あれ、ゆきりんさんから聞いてませんでした?」
「聞いてないよお」
「せっかくゆきりんさんからまゆゆさんって交流のある流れだったんですけどね」
「ちょ、ちょっと前髪直してくるから待っててください!」
「あ、はーい、突然すいませんね……」
……
「お待たせしましたー」
「あ、お疲れ様です……って、1時間も何やってたんですか!?」
「前髪のセットだって言ったじゃないですか」
「そんなに時間かけるんですか?」
「そんなにって……いつもの半分くらいですけど」
「そうなんですか……」
「では、気を取り直して、今回のお相手は、チームBのまゆゆこと渡辺麻友さんです」
「み~んなの目線を、いただきまゆゆ~。まゆゆこと渡辺麻友です」
「あ、言わなくても自己紹介やってくれましたね」
「つい、やっちゃいました」
「今ではホントに皆の目線を頂いちゃってますよね」
「そ、そうですかね。ありがとうございます」
「まずは、今年の総選挙への意気込みをお願いします」
「今年は……本気で3位以内に入りたいですね」
「おおー、高い目標ですね」
「やっぱり4位、5位じゃ悔しいんです。次こそはCGレボリューションを起こして見せます」
「1期生、2期生と1位が渡ってますからね。今回は3期ってのもあるんじゃないですか?」
「いやー1位は無理だと思います。取れるものなら、取ってみたいですけど」
「とか言って、心の中ではいけると思ってるんじゃないですか?」
「思ってないですよー」
「でも、まゆゆさんは自分が一番可愛いって思ってるって聞きましたよ?」
「それは、そうかもしれないですね。鏡で自分の顔をよく見てます」
「意外とあっさり認めますね……やっぱそれくらいじゃないと1位は目指せないですか」
「そうですね」
「やっぱり1位目指してるじゃないですか」
「……」
「あれ、まゆゆさん?」
「……別にいいじゃないですか……わざわざ1位目指してるって言わなくても。ふん」
『ちょっとー、市川が変な質問するから渡辺の機嫌悪くなったんじゃないの?』
「す、すいません。何とかします」
「あのーまゆゆさん」
「……」
「とりあえず、『ヘタリア』グッズでもどうですか?」
「……ヘタリア!?」
「はい、アニメがお好きと聞いて、色々持ってきました」
「やびゃあ! フランシスおにいちゃんだー」
「よろこんでいただけたようで」
「テンション上がっちゃいました」
「アニメは大好きなんですよね?」
「はい、大好きです」
「3次元には全く興味が無いって聞きました」
「全くないですね。恋したことも無いです。3次元には」
「ゆきりんさんとはまた別の理由でスキャンダルは無さそうですね」
「2次元しか愛せないです」
「『2次元しか愛せない』といえば、ついに漫画家としてもデビューしましたよね」
「非常に光栄です。夢まで叶えてもらっちゃって」
「編集部の提案を断って、トーン以外のすべての仕上げをやってるんですよね」
「一応夢はアイドルじゃなかったら漫画家でしたからね。やるなら本気でやらないと」
「ストイックですねー。その見た目からは想像できないです」
「ときに、レモンちゃん」
「はい、なんでしょう?」
「レモンちゃんは私と同い年なんだよね?」
「そうなんです! 一応、今年から高校3年生ですから」
「小さくて、かわいくて……『妖精』って言われるんだっけ?」
「あー、まあそんなことを言われたこともありますけど……」
「『CG』と『妖精』ってどっちがかわいいのかな」
「そんなどっちがかわいいとか、無いと思いますけど……」
「負けたくない……」
「いや、そんな勝負とかじゃないですから」
「……負けたくない」
「もしかして、私が『やびゃあ』な感じですかね……」
「……」
「というわけで、今回のお相手は総選挙に向けてメラメラと闘志を燃やしております、渡辺麻友さんでした。また次回お会いしましょう! 市川美織でした」
「レモンレボリューションはさせないから……」
「どうも! フレッシュレモンになりたいのー! 研究生のみおりんこと市川美織です!」
ペコ。
「ついに3回目になりましたね。はい。私もやりがいを感じています。というわけで今回のお相手は……こちらの方」
『渡辺麻友』
「まゆゆさんです……ちょっと緊張しますね」
ガチャ。
「失礼しまーす」
「ああ、レモンちゃん。こんにちは」
「総選挙直前特別インタビューです」
「ええ!? いきなり?」
「あれ、ゆきりんさんから聞いてませんでした?」
「聞いてないよお」
「せっかくゆきりんさんからまゆゆさんって交流のある流れだったんですけどね」
「ちょ、ちょっと前髪直してくるから待っててください!」
「あ、はーい、突然すいませんね……」
……
「お待たせしましたー」
「あ、お疲れ様です……って、1時間も何やってたんですか!?」
「前髪のセットだって言ったじゃないですか」
「そんなに時間かけるんですか?」
「そんなにって……いつもの半分くらいですけど」
「そうなんですか……」
「では、気を取り直して、今回のお相手は、チームBのまゆゆこと渡辺麻友さんです」
「み~んなの目線を、いただきまゆゆ~。まゆゆこと渡辺麻友です」
「あ、言わなくても自己紹介やってくれましたね」
「つい、やっちゃいました」
「今ではホントに皆の目線を頂いちゃってますよね」
「そ、そうですかね。ありがとうございます」
「まずは、今年の総選挙への意気込みをお願いします」
「今年は……本気で3位以内に入りたいですね」
「おおー、高い目標ですね」
「やっぱり4位、5位じゃ悔しいんです。次こそはCGレボリューションを起こして見せます」
「1期生、2期生と1位が渡ってますからね。今回は3期ってのもあるんじゃないですか?」
「いやー1位は無理だと思います。取れるものなら、取ってみたいですけど」
「とか言って、心の中ではいけると思ってるんじゃないですか?」
「思ってないですよー」
「でも、まゆゆさんは自分が一番可愛いって思ってるって聞きましたよ?」
「それは、そうかもしれないですね。鏡で自分の顔をよく見てます」
「意外とあっさり認めますね……やっぱそれくらいじゃないと1位は目指せないですか」
「そうですね」
「やっぱり1位目指してるじゃないですか」
「……」
「あれ、まゆゆさん?」
「……別にいいじゃないですか……わざわざ1位目指してるって言わなくても。ふん」
『ちょっとー、市川が変な質問するから渡辺の機嫌悪くなったんじゃないの?』
「す、すいません。何とかします」
「あのーまゆゆさん」
「……」
「とりあえず、『ヘタリア』グッズでもどうですか?」
「……ヘタリア!?」
「はい、アニメがお好きと聞いて、色々持ってきました」
「やびゃあ! フランシスおにいちゃんだー」
「よろこんでいただけたようで」
「テンション上がっちゃいました」
「アニメは大好きなんですよね?」
「はい、大好きです」
「3次元には全く興味が無いって聞きました」
「全くないですね。恋したことも無いです。3次元には」
「ゆきりんさんとはまた別の理由でスキャンダルは無さそうですね」
「2次元しか愛せないです」
「『2次元しか愛せない』といえば、ついに漫画家としてもデビューしましたよね」
「非常に光栄です。夢まで叶えてもらっちゃって」
「編集部の提案を断って、トーン以外のすべての仕上げをやってるんですよね」
「一応夢はアイドルじゃなかったら漫画家でしたからね。やるなら本気でやらないと」
「ストイックですねー。その見た目からは想像できないです」
「ときに、レモンちゃん」
「はい、なんでしょう?」
「レモンちゃんは私と同い年なんだよね?」
「そうなんです! 一応、今年から高校3年生ですから」
「小さくて、かわいくて……『妖精』って言われるんだっけ?」
「あー、まあそんなことを言われたこともありますけど……」
「『CG』と『妖精』ってどっちがかわいいのかな」
「そんなどっちがかわいいとか、無いと思いますけど……」
「負けたくない……」
「いや、そんな勝負とかじゃないですから」
「……負けたくない」
「もしかして、私が『やびゃあ』な感じですかね……」
「……」
「というわけで、今回のお相手は総選挙に向けてメラメラと闘志を燃やしております、渡辺麻友さんでした。また次回お会いしましょう! 市川美織でした」
「レモンレボリューションはさせないから……」
更新日:2011-06-10 00:54:22