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【物語概要と主な登場人物】

■あらすじ■

 現代まで続く古い家系の多くは、繁栄に伴い多くの人々を犠牲にしてきた。しかしその見返りとして、一族には必ず「業苦」を負う者が現れる。その者達は人ならぬ外見を持ち、屍肉を喰らう鬼であった。
 鬼龍将隆(きりゅう まさたか)は、十歳の頃より父について「業苦」を断つ「絶戒」の技を学んできた。鬼龍家は代々、鬼の「業苦」を断つ使命を課せられてきたのだ。
 「鬼斬りの刀」を効率よく使うため、一族の家臣から露払いが一人仕えることになっている。それが鎧塚慶則(よろいつか やすのり)であった。将隆と慶則は、強い主従関係と信頼で結ばれていた。
 ある日、将隆と慶則が通う学園の女生徒が不審な死を遂げた。その死体が「業苦の鬼」に生き肝を喰われた状態と酷似していたため、将隆に命じられた慶則は事件を調べ始める。

■登場人物■

 ・鎧塚康則‐‐‐‐高等部一年生・鬼龍家に仕える露払い
 ・鬼龍将隆‐‐‐‐高等部一年生・宗家「鬼斬りの刀」使い
 ・鈴城万由里‐‐高等部一年生・鬼龍家の使用人
 ・鬼龍将成‐‐‐‐将隆の父・先代「鬼斬りの刀」使い
 ・相馬刑事‐‐‐‐神奈川県警・捜査一課刑事

更新日:2013-06-12 11:05:35

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鬼御する者、その透徹なる瞳を【長編・完結】