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第2話 佐久間翔太郎の生い立ち その1
翔太郎の家庭は、上流階級、今でいうセレブな母は、毎日子供の世話より、会員制の高級エステ・ジム・豪華なランチの日々で奥さま方との見栄の張り合いに精を出して、翔太郎が母に抱き締めてもらいたくても、夜中に恐い夢を見て、「ママ僕恐い夢を見たの、ママと一緒に寝てもいい?」
「翔太郎!あなたまだおねしょするからイヤよー!」と背を向けられた。悲しくて悲しくて、マサの部屋へ。
トントン!ガラガラ!
「…坊っちゃんどうなさったんですか?」
「マサ…僕恐い夢見たからママと一緒に寝たかったけど、ママ僕おねしょするからイヤなんだって。」
「マサ…僕マサと一緒に寝てもいい?」
マサは、にっこり微笑んで、ふとんをそっと開いて、
「はい!いらっしゃい!」
「僕おねしょするからイヤじゃない?」
「あら!内緒よ、私も6才までしてたし、たまにしてるのよ!誰にも内緒よ!」
「えー・マサ大人でしょ!」
「今日は二人で大洪水よ!どんな世界地図書けるかしら!楽しみね!」
と、どんなに疲れて居ても僕が寝付くまで、抱き締めて頭を撫でてくれた。
一人で寝るとおねしょしてしまうのに、マサのふとんではしなかった。
マサは朝が早い!僕も負けずに眠い目をこすり、真っ先にトイレに駆け込み・マサと二人で歯磨き・洗顔を済ませ、今思えば、邪魔な嫌がらせ野郎だったろう。しかし、いつもニコニコ鼻歌まじりに、僕も負けじと鼻歌合戦!
とにかくマサのお手伝いがしたい一心で、僕なりに失敗も自分で片付け、玄関と庭の掃除…といっても、塵取りを知らなかったから、あっちこっちに飛ばして、歩くとこだけはきれいに掃いた!
すっかりおねしょが治ったので、僕はママと一緒に寝たいとせがんだ。すると、母は妊娠していた。しかし僕には知らされて居なかった。すると、
「翔太郎にお腹を蹴られたら赤ちゃんが死んじゃうからイケマセン!」
「僕、おねしょしないよ!良い子でしょ?僕悪い子なの?」泣きながら、僕は、赤ちゃんは良い子なのかな?ママは僕より赤ちゃんが好きなんだ。
「死んじゃえー!」と泣き叫びながら、マサにすがりついた。
「マサはいつでも坊っちゃんの味方ですよ!」と言って、座って居るマサの足が痺れて動けなくなることも、痛みも堪えて僕が泣き疲れて寝付くまで、ずっと抱きしめてくれて居た。僕が一番幸せなときだった。
2006/10/17 (火)
「翔太郎!あなたまだおねしょするからイヤよー!」と背を向けられた。悲しくて悲しくて、マサの部屋へ。
トントン!ガラガラ!
「…坊っちゃんどうなさったんですか?」
「マサ…僕恐い夢見たからママと一緒に寝たかったけど、ママ僕おねしょするからイヤなんだって。」
「マサ…僕マサと一緒に寝てもいい?」
マサは、にっこり微笑んで、ふとんをそっと開いて、
「はい!いらっしゃい!」
「僕おねしょするからイヤじゃない?」
「あら!内緒よ、私も6才までしてたし、たまにしてるのよ!誰にも内緒よ!」
「えー・マサ大人でしょ!」
「今日は二人で大洪水よ!どんな世界地図書けるかしら!楽しみね!」
と、どんなに疲れて居ても僕が寝付くまで、抱き締めて頭を撫でてくれた。
一人で寝るとおねしょしてしまうのに、マサのふとんではしなかった。
マサは朝が早い!僕も負けずに眠い目をこすり、真っ先にトイレに駆け込み・マサと二人で歯磨き・洗顔を済ませ、今思えば、邪魔な嫌がらせ野郎だったろう。しかし、いつもニコニコ鼻歌まじりに、僕も負けじと鼻歌合戦!
とにかくマサのお手伝いがしたい一心で、僕なりに失敗も自分で片付け、玄関と庭の掃除…といっても、塵取りを知らなかったから、あっちこっちに飛ばして、歩くとこだけはきれいに掃いた!
すっかりおねしょが治ったので、僕はママと一緒に寝たいとせがんだ。すると、母は妊娠していた。しかし僕には知らされて居なかった。すると、
「翔太郎にお腹を蹴られたら赤ちゃんが死んじゃうからイケマセン!」
「僕、おねしょしないよ!良い子でしょ?僕悪い子なの?」泣きながら、僕は、赤ちゃんは良い子なのかな?ママは僕より赤ちゃんが好きなんだ。
「死んじゃえー!」と泣き叫びながら、マサにすがりついた。
「マサはいつでも坊っちゃんの味方ですよ!」と言って、座って居るマサの足が痺れて動けなくなることも、痛みも堪えて僕が泣き疲れて寝付くまで、ずっと抱きしめてくれて居た。僕が一番幸せなときだった。
2006/10/17 (火)
更新日:2009-01-06 19:02:21