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no.11 ~ 15

no.11
目の前には、妻宛の一通の手紙。差出人は見知らぬ女の名前。
虫の知らせがした。内容は、駆け落ちの日時が記してある。
私はお前を手に入れる為に、あらゆる努力をしてきた。肩書きも、皆に英雄と称えられるまでにも。そして、お前は私の妻になった。何不自由ない暮らしをさせている筈だ。
#twnovel
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no.12
“愛しい愛している”女々しい、実に胸糞の悪い文面だ。
従順なふりをして、妻は私を裏切るつもりなのか? 肩書きも何もない、あんなつまらぬ男の為に。
私は日にちを改ざんして、何食わぬ顔でそれをお前に渡す。どちらにせよ、お前は男に逢えない。
…その日は、妻の命日になった。
#twnovel
Twitter for iPhone 11/05/08

no.13
ふとした瞬間、わたしは悟った。
あなたとわたしは似ているが、余りにも違い過ぎる。相容れないことは、分かっている。
…でも面白いから、ずっと離れずに見ているよ。
似て非なる、あなたとわたし。
#twnovel
Twitter for iPhone 11/05/08

no.14
この世にあるものは、変わっていく。
目に見えるものも、見えないものも、すべて。
だからこそ、人は変わらぬものに憧れる。
手に入れたとしても、それは幻。
まるで、指の間からこぼれ落ちる砂のように。
いつか、消えて無くなってしまう。
#twpoem #twnovel
Twitter for iPhone 11/05/09

no.15
わたしだけを見て、愛して、SEXして、一緒にいて幸せな気分になれる人じゃないと嫌なの。欲張りだって、わかってる。でも、全部欲しいの。…だから、わたしはずっとひとり。
#twnovel #twpoem
Twitter for iPhone 11/05/10

更新日:2011-05-15 13:43:45

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