飛行機を鳥が追い越しての感想

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感想

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-08-06 21:41:04

あおがっぱさん、こんばんは。
ご感想、ありがとうございます。

人間が時にどんな動物よりも弱く見えてしまうのは、生きるということを自分たちで複雑にしてしまってその壁に挫けていくからだと思います。
過剰な知恵があるということは生物として優れているとは言えないのかもしれません。
私達は強くて弱くて、美しくて醜くて、でも必死で生きていることは他の生き物達となんら変わらないんですよね。
社会という現実の中でこの男性も今日を力強く歩こうとしています。
たとえボロボロでも、私はそんな姿を素晴らしいと思っています。

空は雄大で、懐が深いですね。
私もよく見上げます。
雲を見ても夕焼けを見ても星や月を見ても、空の全てに、たくさんの人や歴史との繋がりを感じて勇気づけられます。

お読み下さり、ありがとうございました。
ああ、リレー小説盛り上がるといいですね!(笑

  • 投稿者:あおがっぱ

  • 投稿日時:2010-08-06 11:46:27

こんにちは。

僭越ですが感想を書かせて頂きます。

この物語には人間の弱さと強さが詰まっていると思います。
もちろん、家族のために職を得ようと努力する主人公は普通に考えて決して弱いわけでもダメなわけでもありませんが、知恵のある人間は物事がうまくいかないと、自分や周りを責めたり呪ったりしてしまいます。
一方、飛行機と鳥、子供の何気ない一言などで想像力を開放し、自分を戒めたり、勇気の糧とできるのも、人間だからだと思います。

自分はほぼ毎日お空とお月様に助けられてます(汗

力強く勇気の出るお話、ありがとうございました。


  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-29 21:17:09

まりえるさん、こんばんは。

仕事って、「やるしかないからやっている」という側面も確かに存在すると思います。生きるためにお金が必要で、お金を稼ぐためには仕事が必要ですからね。
でも、どうしても人生の多くの時間を費やさなくてはならないからこそ、それに真剣に向き合うということは人生そのものを大切にすることに等しいと思います。

彼は思わず自分を手放しそうになったから、飛行機や鳥や母子の会話に意識を向けられたのかもしれません。
ひたすら走り続けている時だったなら、きっとそれらは瞳にも耳にも拾われなかったでしょうね。
まりえるさんが行っていたリラクゼーションというかリフレッシュの努力もまた、そうして意識を解き放つ効果を持っていたのでしょうね。
私は深呼吸が好きです。
そんな風に日々の中で視野を広げて心身を委ねてみることも大切だと思っています。

お読みくださり、素敵なご感想、レビュー、ありがとうございました。

  • 投稿者:まりえる

  • 投稿日時:2010-05-29 11:34:15

仙花さま、こんにちは。
またしても、心に響くお話ですね。
とてもとても、深く考えさせられました。

仕事には、お金を稼ぐとか生活の為とか、酷く現実的な理由もありますけど、人間としてのアイデンティティーでもありますから。
何度も何度も面接を繰り返して断られると、なんだか自分自身が否定されたような、己の存在自体が社会に必要とされていないような、そんな気持ちが何よりも辛いと思います。
そんな時に、ふと見上げた空の飛行機と鳥…壮大な空からの視点。
自信を失った彼にとって、まさに晴天の霹靂のような、思考の転換ですね。
昔、わたしが寝る前によく聴いていた瞑想のカセットテープ(怪しげな幸運のラピスラズリのアクセサリー通販のオマケについていたものです^^;)があるのですが、穏やかなアルファー波音楽を聴きながら、自分が気球に乗ってどんどん上に昇っていくイメージをすると、悩みとか現状に対する不満とかが、取るに足らない問題に感じられてくる…その感覚を思い出しました。
話が余談に逸れましたが、本当にステキな物語でした。

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-23 00:31:06

さらさらさん、ご感想ありがとうございます。

同じ目的の中で失敗が繰り返されると、壁はどんどん高く見えてくるし自身はどんどん小さく見えてきますね。
身体が疲れ、心が疲れ、そして自信を失うと同時に自分のことが嫌いになっていったり。
そしてそんなマイナスから自らを守る為に、他者や環境に責任を求めたくなる。悪いのは向こうだ、間違っているのは向こうだ……。

たとえ世界中が歪んでいても、人はその中で前に踏み出して生きていかなくてはいけないんですよね。
だから自分が変わらなくてはいけない時もある。

何かに気付くきっかけって、本当に何気ないところにあったりするのだと思います。
足元の石ころかもしれない。
友人のさりげない一言かもしれない。
主人公には、見上げた空の飛行機と鳥でした。
誰も自分だけでは人生の全てを乗り越えてはいけないと思います。
それでこそ生きているんだと思います。

彼のこの先を応援してあげてください。
お読み下さり、素敵なレビューもありがとうございました。

  • 投稿者:さらさら

  • 投稿日時:2010-05-22 12:33:03

 何度も何度も面接を断られると、自然と自信がなくなり、気持ちも沈んでしまいますよね。そんな状況になると、どうしても人は投げ遣りになってしまいます。

 しかし、この主人公は、そんな苦しい中で自分自身が変わらなければならないことに気づきました。社会が悪い、時代が悪いと言い訳をすることもなく、冷静に自分を選んでくれる人の気持ちになれた。これは、大切なことですよね。

 しかも、それに気付くきっかけが、何気なく見上げた空を飛ぶ飛行機であり、鳥であったというのが爽やかでいいですよね!

 この方はきっと、いい仕事に恵まれると思います。
 素敵な物語を、ありがとうございました(^^)

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-15 21:54:55

フクジンさん、お帰りなさいませ。(笑

いえいえ、このタイトルは確かに間違えやすいと思うんです。
「○○を○○が追い越して」より、「○○が○○を追い越して」の方がたぶん文章的には自然な気がします。
実際私も「鳥が飛行機を追い越して」にするべきかで少し悩みました。
でも二つの理由で現タイトルに。
一つは、主人公の目線です。彼は最初に飛行機を仰ぎ、その視界にあとから鳥が飛び込んできています。なのでタイトルも「飛行機」を先に持ってくるべきだと感じました。
もう一つの理由は、感覚的なものです。この方が素敵だと思った…これが一番大きな理由かもしれません。
タイトルって文章的な素直さよりも、インスピレーションを大切にするべきものかなって思っています。

おお…わざわざ修正してくださり恐縮です!
うんうん、伝わってきたものに大きな誤差はなかったようです。
何より、この物語の核がしっかりとフクジンさんに届いているようですから、それで私は十分すぎるほど嬉しいです。
少しの違いは本当に瑣末なこと。お気になさらずに。

朝、お仕事に行く前に読んで頂き、その日を過ごすエネルギーを少しでも得てもらえていたなら最高です。
そのうえ睡眠時間を削ってまで感想を送ってくださり、それは望外の喜びです。そのお気持ちだけで私は飛行機も追い越せそうです。(笑

お、フクジンさんも頭や胸に「物語」が居て、それをなぞって紡いでいく感じでしょうか。
迷わない時は気持ちを乗せるのもごくごく自然に出来ちゃうんですよね。
でも、この作品のように意志の力で組み上げなければならない時もあるのだと、私自身感じました。物語が降りてくるより先に「伝えたいテーマ」が飛び込んで心を支配した時、作家は何かを試されるのかもしれませんね。
私が一つ合格出来たのかどうかは分かりませんが、少なくとも零人さんやビリーバーさん、たすくさん、そしてフクジンさんに「良かった」と思って頂けたのですから、頑張った甲斐がありました。

ありがとうございました。
また、新しい作品で楽しんでもらえるよう努力していきます!

  • 投稿者:フクジン

  • 投稿日時:2010-05-15 07:03:20

タイトルを間違えてしまって申し訳ありません(大汗
それどころか曇って……少し考えれば修正できたはずなのに……私の頭はどうなっているんだか(大汗

修正です(こちらが書きたかった内容です)。
 *

物語の主題となっている〝『飛行機』と鳥の速さ〟も面白いです。
私自身が〝雲はゆっくりで羨ましい〟と考えていた人間ですから、〝遠くにあるからゆっくりに見える〟という考え方は寝耳に水でした。
雲って本当は凄いヤツなのかも知れません。

 *

実はこの物語を拝読したのが朝方で、感想を仕上げたのが残業帰りの夜でした。
『飛行機を鳥が追い越して』を素晴らしい物語だと思い、長々と感想を考えている間に出勤時間が来てしまいました。
しかし、素晴らしい物語に出会ったのだから、早く感想を送りたい。
こうして、私は眠いまま感想を書いてしまいました。

読み方によっては大変失礼になってしまう感想の中で、私の意図を読みとって頂けて助かります。
お気を使って頂いてありがとう。

 *

仙花様は、なんとなく私と同じタイプの書き手だと思っていました。
私自身が物語の流れに乗って書く人なので、この物語は本当に凄いと思います。
上手くまとめられているなと驚き、同時に面白い物語に出会えたことが嬉しくなる読書タイムでした。
これからも面白い物語を書いていってくださいね。
応援しています。

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-15 00:22:16

フクジンさん、ご感想ありがとうございます!
仰るとおり、難しい作品でした。
私は普段、掌編の多くは降って来た物語の流れに乗って素直に紡げるのですが、この作品はたくさん考えながら組み上げた感じです。
ここに込めたものが果たしてどれだけ伝わるだろうか、と不安もありました。
それがこうして受け止めて頂けて、とても嬉しいです。
あ、でもタイトルは『飛行機を鳥が追い越して』ですよ!(笑 「が」と「を」は逆だと内容も大きく変わっちゃいます。(泣

主人公が目に留めたのは飛行機と鳥ですが、さらに雲に焦点を合わせてもまた同じことを学べそうですね。
遠くにあるからゆっくり見える。
目の前を見るから忙しなく見える。
きっと人生って、時に視点を変えていくことが大切なんだと思います。

この物語を描いて、本当に良かったなぁと思っています。
フクジンさんの感動が、私に感動をくれました。ありがとう。
P.S.
レビューも嬉しかったです。ありがとうございました。

  • 投稿者:フクジン

  • 投稿日時:2010-05-14 22:53:37

この物語を書くにあたって、 仙花様は頑張られたと思います。
なぜなら『飛行機が鳥を追い越して』は技術的な上手さの光る作品だからです。
物書きの1人として、この物語を読めて嬉しいです。

読者に提示される分かりやすい主人公の状況説明と、そこで悩む主人公の考え方。
『飛行機が鳥を追い越して』は、そのバランスが絶妙な物語だと思います。

物語の主題となっている〝雲と鳥の速さ〟も面白いです。
私自身が〝雲はゆっくりで羨ましい〟と考えていた人間ですから、〝遠くにあるからゆっくりに見える〟という考え方は寝耳に水でした。
雲って本当は凄いヤツなのかも知れません。

それにしても、こんなに難しい話がよく書けましたね(笑
これほど整頓された物語に挑戦し、それを成功させているのが素晴らしいです。
この挑戦で、仙花様の幅は確実に広がったと思います。

……ここまで決め付けて感想を書いてしまいました。
これが全て勘違いだとすれば、かなり恥ずかしい感想になってしまいますね(苦笑

しかし、私がこの物語を素晴らしいと感じたのは事実です。
それが仙花様に伝われば、この感想の役割は充分なので良しとします。
これからも面白い物語を書いていってください。
面白い物語をありがとう。

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-02 17:43:55

備さん、こんにちは。

その当時、たくさん苦労されたのですね。
こんな風に一言で言ってしまうのは失礼なほど、色々な想いを抱え、苦しみ、励まされ、努力されたことでしょう。

仕事は心を削るものではなく、心を衝き動かすものでなくては…と思います。
レールは前にあるのではなく、遠い時間の先へ目指す自分の後ろに敷かれていくものです。後戻りなどには使えない、ただ今日までの誇るべき証。
いまたすくさんが充実して仕事を続けられているのは、自分の一つ一つの努力がお客様という「社会」に何かを与えていると知っているからではないでしょうか。
私自身はそうです。だから今の仕事が楽しく、もちろん大変なことやストレスが溜まることもあるけれど、胸を張って取り組んでいます。

その今の同僚さんの「いらっしゃいませ」がたすくさんを救うきっかけになったように、たすくさんの「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」もきっと誰かの今日を彩ってあげているでしょうね。
背中を押してくれた旦那さんの優しい手のひら、素敵ですね。
差し伸べた手を受け取ってくれた店長さん、本当に良かったですね。

作中の彼も、彼のように翼を広げて頑張っているたくさんの人々も、良き出会いに巡り合ってくれることを願います。

お読みくださりありがとうございました。

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-02 17:23:53

ビリーバーさん、ご感想ありがとうございます。

失意の彼の姿、伝わるようしっかりと描けていたようで良かったです。
幸いと言いますか、私自身は彼ほどの苦境におかれたことはありません。
しかし、自分の勤め先に面接に来た人達の姿や、いま続けている仕事で触れ合うたくさんのお客様の姿に、あるいは充実感を、あるいは疲労感を、失意を、人の数だけ目にしてきました。

ある日私は近くの大きな川に架かる橋を渡りながら、眼下の土手のベンチに腰掛けている男性を見かけました。
天気の良い日。彼は地面を見るように背中を丸めていました。

もちろん、彼が苦痛を抱えていたかは分かりません。
その時幸せな心地で過ごしていたのかもしれません。

この社会の中にはたくさんの苦しみがありますね。
この作品はどうしても描きたかった。
特定の誰かではなく、仕事のために苦悩する全ての人に向けたエールとして、未熟でも精いっぱい紡ぎました。

飛行機、鳥、そこにある早さと距離感。
見上げる彼の心の動きを説得力があったと言って頂けてとても嬉しくなりました。

私もビリーバーさんが世の中に向けて発信している言葉と想いにシンパシーを感じています。
これからも、一歩一歩微力を振り絞って社会を応援していきましょう。もちろん私も社会の内側です。

お読みくださりありがとうございました!
レビューにも感謝感激ですっ

  • 投稿者:神山 備

  • 投稿日時:2010-05-02 02:17:02

今、泣いてます…、彼は5年前の私だから。

前の仕事をリストラされた(自分から辞めたようにさせられましたけど)私は、彼と同じように安定だけを求めていくつも受けました。

そして友人の紹介で身に合わない仕事をして、もっと精神的にぼろぼろになりました。

本当は何がやりたいんだろう……どんどん分らなくなっていきました。

そんな中、夫と今のスーパーに買い物に行きました。そこには生き生きとして、大きな声で
「いらっしゃいませ」
と言う(今は)同僚の姿が……
私は思わず、
「ああ、良いなぁ。こんなとこで仕事ができたら」
と、つぶやいていました。そのつぶやきを夫は聞き逃さなかったのです。

ちょうどその時、開店当時から勤めてた方が辞められるので、募集の紙が貼られていたらしいのです。夫は素早くその連絡先をメモし、帰宅後電話をかけてから、
「行きたいのなら、ダメ元でいってみろよ」
と、受話器を私に手渡しました。

「真面目なのは見るだけで判ります。社員データが出来次第来てください」
店長の即決OKに、私が一番ビックリしました。

そして、5年間辞めたいと思ったことは一度もありません。

彼にもきっと、私のような出会いがあるはずです。

すいません、感想じゃなくて昔話しちゃいました。

  • 投稿者:ビリーバー

  • 投稿日時:2010-05-01 14:55:25

仙花さん、こんにちは。

拝見しました。

前半で失意の主人公が目にする情景の描写、あまりにもリアルで、シチュエーションこそ違え、もしかしたら仙花さんも似たようなご経験があるのでは、と思ってしまいました。

そして、飛行機と鳥から、主人公が気付くもの・・・とっても説得力がありました・・・見事です。

仙花さんの目指す世界、私の目指す世界・・・同じベクトルを感じます。
これからも、その尊い思いを筆に託して、社会にアピールし続けてくださいね・・・応援しています。

これからもよろしく、仙花さん^^

  • 投稿者:仙花

  • 投稿日時:2010-05-01 01:29:25

零人さん、ご感想ありがとうございます。

苦しんでいる人達、いっぱいいると思います。
頑張っても頑張っても報われないことがあります。

自分はダメなのかもしれない。

世の中はダメなのかもしれない。

そう結論を出す前に、もう一度眼差しを動かしてほしいと思います。
角度が違うだけでも世界は変わるかもしれない。
見誤っていた距離感に気付けたら自分の本当の力が見つかるかもしれない。
そう思うから。

彼の前に立ちはだかる苦難は消えていません。
でも、彼は翼を広げる決意をしました。
飛ぶ為には一度蹴らなくちゃいけない。
その為にいま足元をしっかり踏みしめて。

そこに温かい光を感じて頂けたのなら、彼はきっと頑張っていけるように思います。
お読み下さり、ありがとうございました。
レビューも嬉しかったです!