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ダーヴィト・ラッセン回顧録【オルフェウスの窓ss】の感想

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感想

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-05-09 01:30:50

リリ様 ← ダーヴィトの母より
ありがとうございます。ダーヴィトの母でございます。
クラウスとダーヴィト、本当に特別の仲だったのでしょうね。
ダーヴィトは、子どもの頃は、とても明るく快活な子でしたが、仲の良かったわたくしの妹の娘が亡くなってからは、わたくしも大変心配した時期がございました。クラウスと一緒に過ごすようになって徐々に明るさを取り戻し、ずいぶんと安堵いたしました。主人は、本人にいろいろと期待していたようですが、わたくしは、とにかく生きて、元気でいてくれればもうそれでいいと心から思いました。今でもそう思っております。
クラウスは、ドイツの男の子としては一風変わった子で、言葉遣いも少々乱暴なところがありましたが、芯は真面目でしっかりした子でした。主人も、なかなか見どころのある子だと言っておりました。当時の医療事情では、親のない子どもは珍しくありませんでしたが、わたくしどもの家で、多少なりとも家庭的な温かさを感じてくれればと思い、一緒に合奏したり、主人も、夏休みには別荘の近くで二人を登山に連れていったりしておりました。二人は、ほとんど兄弟のように過ごし、じゃれあっているかと思えば、時には、顔を真っ赤にして真剣にチェスの勝負で競い合ったりして、男の子って面白いですよね。
二人の少年の日々、きっと二人にとって宝物だったのでしょうね。
心温まるお便り、本当にどうもありがとうございました。

リリ様 ← 蔵次郎より
そう言ってくださって、嬉しいです。ありがとうございます。
第4部は、余白が多いおかげで想像する範囲も大きく、最近は、妄想の翼がますます広がっております。
少女の頃は唐突に感じたダーヴィトとマリア・バルバラお姉さまの10歳違いのカップルも、二人がそれぞれ歩んできた道をこうやって丁寧にたどってくると、惹かれあったのはごく自然なことのように感じています。
今日、フランスの大統領選挙に勝ったムッシュウ・マクロンの奥さまは、25歳年上とのこと。今でもタイトなパンツが似合うかっこいいマダムです。マクロンは、18歳の時に(17歳説もあり)リセの先生だった彼女を口説き(ちなみに前夫との間に3人の子あり)、驚いた御両親は彼を転校させたのですが、それにもめげず29歳の時に結婚したそうです。10歳年上なんて、まったく大したことなかったです!

これからもよろしくお願いいたします。

  • 投稿者:リリ

  • 投稿日時:2017-05-07 23:12:51

ダーヴィド様
あなたは本当にお優しい方ですね。多分どんな方にでも大いなる心持ちで接し、好まない相手でもある程度までは許容できる。そして心が通じ合った方のことはとことん突き詰め、理解をより深めようとなさる・・・心底。
そんなあなたと短い青春の日々を、音楽と共に過ごせたクラウスはとても幸せだったと思います。他人の心を全て理解し受け入れるなんてまずできないことけれど…自分の傍に、多くを語り合わなくてもなんとなくホッとする、おおかた分かってくれていそうな人がいるというのはとても心強いこと。
クラウスにとってあなたとの絆もまた、かけがえのない青春の日々の宝だったに違いありません!

蔵次郎様
ダーヴィドさんとクラウスの青春の日々を描いて下さったことで・・・そして今、あのやるせないラストの背景を想いを込めて深く綴ってくださっているこちらを読ませていただいているお陰で、近頃は「魔の書・文庫9巻」を感慨深く様々な視点から読めるようになりました。ありがとうございます!
それでも悲しいラストには違いないですが・・・残された家族や友人達の心に彼と彼女の切なくも大いなる愛の物語が音楽のようにいつまでも響き続けてくれていたなら、私達もまたその余韻に浸り満足できるような気がしています。

書き手としてはお辛いこともあろうかと思います。でも大丈夫、最後は我ら読み手と共に、あの二人の純愛に救われるのですね!


  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-05-07 15:33:42

ななら様

ありがとうございます!

レーゲンスブルク、行かれたんですね。
ヨーロッパに住んでいた頃、週末や休暇に車を運転して、あるいは電車で、田舎の小さな街や村にあちこち小旅行をしていたのですが、レーゲンスブルクは、そのなかでも、ひときわ印象的な街のひとつです。大好きなオル窓の舞台だからというのはもちろんですが、ドナウ川と落ち着いた街のたたずまい、忘れられないです。ドナウ川を下って行ったヴァルハラも、ここだったんだ~と感慨にふけったのを懐かしく思い出しました。

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-05-07 15:08:34

和泉かなこ様

ありがとうございます!

「音楽に国境はない」はずなんですが、おっしゃるとおり、やっぱりスラヴ的なものってありそうですね。このチャイコフスキーのピアノ三重奏曲も、いい演奏がいろいろあると思いますが、わたくし自身、一番好きなのは、今回引用しているコーガン(ヴァイオリン)、ロストロポーヴィチ(チェロ)、ギレリス(ピアノ)の演奏です。あ、やっぱり3人とも旧ソ連出身でした!

いい演奏であることに加え、引用したyoutubeの画像で、コーガンとロストロポーヴィチがチェスで遊んでいる写真も楽しそうで、クラウスとダーヴィトの少年時代を彷彿とさせていいなあと思ったりしています。最近、ロストロポーヴィチの奥さま(ソプラノ歌手のガリーナ・ヴィシネフスカヤ)の自伝を読んだのですが、奥さまにとっては彼は3人目の夫で、2人目の夫と結婚していたときに、ロストロポーヴィチが彼女に一目惚れ、山のようなすずらんの花束を何度も贈って強烈に求愛してきたのだそうです(やっぱりすずらんなんですね)。そんなロストロポーヴィチのチェロ、やっぱり濃い口の味わいでした。

ダーヴィトの恋物語とクラウスの思い出話、続きます。これからもどうぞよろしくお願いします。


  • 投稿者:ななら

  • 投稿日時:2017-05-06 21:56:56

蔵次郎さま

早速お返事を頂き、ありがとうございます。
クラシック音楽は、オル窓で読んだことしか知識もない私ですが、最初の章から大変楽しく拝見させて頂いています。音楽が聴こえてくるような、自分がその街を歩いているような気がしてくる描写についつい何度も読み返しています。

あまりにも唐突に終わったラストだったせいと、アレクセイはともかく、ユリウスは生死不明に思えたこともあり、私のなかでは、オル窓は心のなかで、どこか引っかかっている状態でした。
数年前に、レーゲンスブルグに行き、ヴァルハラに、トゥルン・ウント・タクシス城(音楽学校のモデル)に、石橋からドナウの流れも見てきましたが、あの終わりかた、いくつもある謎には、未だにすっきりとはしていません(笑)。

こちらでは、原作にはなかった深い話も読ませて頂き、久しぶりに原作も手にとってみました。

しばらくお話が続くとのこと、とても嬉しいです!
よろしくお願いいたします。


  • 投稿者:和泉かなこ

  • 投稿日時:2017-05-06 15:15:08

こんにちは、蔵次郎さま。

この世のひとではない
この世のひとではない

この言葉が繰り返し頭のなかでクルクル回っています。ついにクラウスの死を知ったダーヴィト。ダーヴィトと一緒に、私も泣きました。

ダーヴィトの心の中では、クラウスは音楽と共に存在する愛すべき少年のままですね。
連載時から長い時間が流れた今、クラウスを想うダーヴィトの心情にとっても共感いたします。

チャイコフスキーを弾くクラウス

スラブ的なるものをクラウスのバイオリンに感じたダーヴィト。最近、ロシア人のバイオリンの演奏を聴いて、クラウスが弾くチャイコフスキーはこんな感じだろうかと激しく妄想しました。
この一年に同じ協奏曲を生で聴くのは三回目でしたが、ロシア人のソリストのが一番印象に残りました。
クラウスのバイオリン、聴いてみたかったです。
もっと言えば。。。ユリウスとマリア姉さまとクラウスと一緒に語り合うダーヴィトも見てみたかったです(涙)

ダーヴィトがマリア姉さまと幸せになるお話しを待っていま~す。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-05-06 13:19:36

ななら様

おっしゃるとおり、その部分です。
ラッセン教授は、音楽とともに思い出すことが数多くあるらしく(笑)、これからもずっと続きます。末永くお付き合いいただければ嬉しく存じます。

ありがとうございます。


  • 投稿者:ななら

  • 投稿日時:2017-05-06 00:02:32

原作では描かれなかった部分(ユリウスが川に落とされたところから、最後の完のページまでの空白期間)にいよいよ突入なのでしょうか?
連載終了から、三十数年ぶりのドキドキです。
とても楽しみにしております。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-04-16 11:20:20

追伸
原作のなかにある、ミモザ屋敷で、クラウスが「一緒に弾いてみないか。」と言って、ユリウスを誘う場面が大好きなんです。
あの一言にこめられた思い! 想像すると本当に切ないです。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-04-16 11:03:48

みやび様

ありがとうございます。

音楽がユリウスの心を癒していく力を感じてくださって嬉しいです。

優しい気持ちになる曲、心が穏やかになる曲、澄みきった心になる曲、元気になる曲、本当にさまざまな音楽が私たちに生きていく力を与えてくれると思います。
あ、もちろん、フォーレのヴァイオリン・ソナタのようにアレクセイの嫉妬をかきたててしまった曲もありますが(笑)(やきもちやきのアレク本人の弁明については、同じFC2のSS「真っ赤な冬ばら」を御覧ください)。

これからもよろしくお願いします。


  • 投稿者:みやび

  • 投稿日時:2017-04-15 18:15:34

ロシアからユリウスが戻った、レーゲンスブルク。深い心の傷を負い、帰国した彼女。親しい人たちとの穏やかな日々や、美しい音楽が癒しになってくれていたら、本当に嬉しいです。

姉妹で楽しんだ、フォーレのドリー組曲「子守唄」のやさしい響き。シューベルトの情熱的な幻想曲。きっと彼女の心にも届いて、力になった気がします。

彼女の回復を思うと、同時にやはり最後までユリウスを守って帰国させてくれたレオニードの愛を感じたり。アレクセイの敵だった、彼ですが。それでもクラウスを待ち続けるユリウスに、涙。

美しく、やさしいお話をありがとうございます。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-04-13 21:31:51

和泉かなこ様

ありがとうございます♪

ほんと、そうですよね~♪
ユリウスが待つアーレンスマイヤ家の屋敷に、クラウスがひょっこり、
「よお、待たせたな。」なんて現れる場面、想像するだけで楽しいです!

ピアノの連弾、優しく懐かしい思い出のある方もいらっしゃると思います。
わたくしの場合も、子どもの頃、祖母に一緒にピアノの連弾をして遊んでもらったのがとても懐かしい思い出です。ユリウスとマリア・バルバラにも、そんな優しい心温まる日々があったらと思った次第です。

ちなみに、フォーレのドリー組曲のところで引用したアルトゥール&ルーカス・ユッセン兄弟の連弾は、音楽もさることながら、少年二人の弾く姿もなかなかいいんですよ♪

これからもよろしくお願いします!

  • 投稿者:和泉かなこ

  • 投稿日時:2017-04-13 12:12:47

こんにちは♪

レーゲンスブルクでのユリウスは、ピアノを弾いたり歌ったりして、充実した楽しい日々もあったのですね♪

こんなユリウスの元にクラウスが帰ってきたら。。。。。最終回に登場させるかも(涙)の言葉を信じて最終回まで待っていた37年前を思い出します♪

蔵さまのお話では、ユリウスはボケた廃人ではなく、15歳の無邪気さや明るさを取り戻したヒロインに戻っているので、私も癒されます♪

音楽は心を落ち着けてくれますね。特に小さい頃の思い出の曲を聴くと、これから人生がスタートするかのような、うきうきした気持ちになります♪

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2017-04-12 23:22:05

リリ様

ありがとうございます。
過去の記憶の持つ意味について、本当に考えさせられることの多い第4部ですよね。

大切な人を失ったユリウス。そして、かつて同じ経験をしたダーヴィト。

原作に、記憶をたぐって自分を取り戻そうという意志が現れたユリウスに対して、ダーヴィトが、フランクフルトに向かう汽車のなかで、無理しなくていいんだぞと言う場面がありました。第4部のなかでも印象的な場面でした。
後を振り向いて、あまりにも悲しい記憶を直視すると、生きられなくなってしまう。その辛さをダーヴィトは自ら知っていたから、そういう言葉が出たのではないかと思ったりしています。

ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

  • 投稿者:リリ

  • 投稿日時:2017-04-12 16:43:45

音楽に癒され心をほどいていくユリウス。こんな無邪気なひとときがあの原作の裏にあったのだと思うと、とても温かなほっとした気持ちになれました。

ダーヴィドさんのおっしゃる通り、このまま何も思い出すことなく美しい音楽とクラウスとの思い出の中だけで、いつまでも彼を待てていたら・・・。
でも・・・「ねえ、ダーヴィト、クラウスは生きている。きっとどこかで生きているよ。」胸が締め付けられました。
彼女の意識の奥では、クラウスが生きていないかもしれないような目にあったという認識があるということですよね・・・。
やはり、痛々しく心が壊れたまま生きていくということは酷なことでしょうか・・・?

今回もそれぞれの愛や想いを美しい調べと共に楽しく、また切なく堪能させていただきました♪
ありがとうございました。

ダーヴィト・ラッセン回顧録【オルフェウスの窓ss】