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ショパン・バラード第1番 オルフェウスの窓ss Op.4の感想

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感想

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2020-02-16 23:01:09

ふたりしずか様
ありがとうございます!
うふふ、そうでしたわ。ミハイロフ侯爵家の人々との交流、広がる広がる御縁の輪。
思えば、若い頃、光栄にもヴァシリーサさんにサンクト・ペテルブルクの聖イサク大聖堂に連れて行っていただいたのよねえ。エルミタージュ美術館を案内してくださったのは、あのクラウスのお母さまだったんですってね。
それから、幼い日のドミートリィとベートーヴェンのロマンス第2番を合奏したり、その弟とは知らなかったけれど、クラウスとベートーヴェンのピアノ三重奏やシューマンのピアノ四重奏をうちのダーヴィトも一緒に演奏したり、そういえばシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番はデュオもしたわねえ。そして、その二人のお父さまと、白夜のなかでベートーヴェンやフォーレ、チャイコフスキーを御一緒に演奏!
ああ、なんて幸せなわたくし!(笑)
そういえば、二人のおじいさま(ということはヴァシリーサさんの御主人ですわね)とも、パリのバガテルの薔薇園でお目にかかっているんですってねえ。(←お便りコーナーのどこかにあります。)
あ、でも一族のなかでもうひとり、ドミートリィの御子息には、まだお目にかかっていないわね。とっても素敵な、みめうるわしい青年だって、蔵次郎から聞いているわよ。ダーヴィト、早く紹介してちょうだいな!

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2020-02-15 21:36:07

意図したわけではないにもかかわらず、計り知れない邂逅・人脈の広さ・深さ(影をも含めて)は、ダーママさま譲りのダー様であります。特に、『ダーママさまとミハ侯爵家の人々』に関しましては全制覇に近い勢い!
ダーママさまご自身の高貴な成育環境は明らかに影響しているものと思われますが(ヴァシリーサおばあさまとお会いした時など共通の感覚をきっと共有されたものと…)、ダーパパの社会的条件も良い方向へと作用して、ダーママさまの神出鬼没ぶりは壮大でありました。
ご縁をめぐる旅といたしましては、息子のダー様をはるかに超える地理的大遠征でございます。
それにつけても、似るものですわね、母と息子。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2020-02-12 23:45:07

追伸
ふたりしずか様
そうそう、アレクがジェノヴァの国際会議に随行したゲオルギー・チチェーリンや、アレクの同僚ニコライ・ブハーリンは、原作には登場しないけれど名前あり=実在の人物(except for Richard)であります。
この革命直後の激動と混乱の時代、歴史をひもとくと、さまざまな出自とバックグラウンドの人々が入り乱れて登場し、時には暗躍しているのが面白い(幕末、明治維新直後に似ているかも)。それをまたアレクやダーヴィトなど原作の魅力的な登場人物と絡めてみたりすると、もう想像の翼はどこまでも広がっていくのであります。

また、アレクの極東ロシアでの出来事なのに、ちらりちらりと見えるダー様の影(笑)。
ウィーン留学中のブハーリンを屋敷に招いた謎めいた哲学者だったり、少年リュド君がレオさまたちと一緒に訪れたパリでユリウスをじっと見つめる謎の紳士として現れたり。御縁をめぐるお話の想像も広がる広がる~。
おほほ、やめられませぬ。いざ100歳まで!

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2020-02-11 23:53:29

ふたりしずか様
月に向かって吠えるアレク。見つけてくださってありがとうございます!
「もうひとつの伯林」にありながら伯林から遠く離れたロシア極東、シベリア鉄道の地図から始まる物語。
広大なアムール川の向こう岸に浮かぶ満月に向かって吠えるアレク、わたくしも大好きなのでございます。
楽しんでいただけて、とても嬉しいです。

リュド君とアレク、原作でも不思議な御縁でしたが、こうやって本意ではない極東への出張で思いがけない再会、そして愛するユリちゃんの行方、本当に人生どこに何がころがっているかわかりませんわね。御縁の妙、感じています。

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2020-02-11 14:10:00

ダーママさま、追伸です。

昨夜月夜に吠ゆるアレクを思い出そうとシベリア鉄道のように長い記憶の芋づるを手繰り寄せ、引っ張ってちぎれちゃったりしながら、いったん本日の task として持ち越したのでした。冷静に思い起こせば、あれです、リュド君です。確かシベリア鉄道。絞り込めずとも、遠からずでした。ハバロフスクまで列車に揺られ、ズボさんの所では大粛清がありそうだから国外へ逃げろと言われ、否、ユリちゃんを見つけるため、外国へは行かぬと決心した直後でありんす。リュド君から国外へ出たという極めて重要な情報を得るんでしたよね。そして、アムール川のほとり、満月、アレクは生涯の女を再び胸にかき抱くため、満月のように満ちてくる愛の力を感じ、吠えた~
本日の task 完了であります。
ズボさんとの語り、リュド君とのレオ様絡みのやりとり、本当にじーんときました。また、そこに至るまでの、同僚ブハーリン、Diplomat チチェーリンの登場も、実に楽しんで再読させていただきました。
感興を催しすぎて、お便りの温度が上昇しすぎてしまいましたこと、許されて~ 

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2020-02-09 23:36:28

昼吠ゆる犬。さすが百戦錬磨を超える、千戦万戦錬磨の清少納言師匠!
芽吹く季節は危険ですわよ~

澄み渡る月夜に吠ゆる犬(狼でしょうか)ですと、cool なのですけれどもね。
外気は冷たく鋭く、どうぞお体お大切に。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2020-02-09 22:29:01

ふたりしずか様
The Pillow Book(枕草子)、第25段をふとみると、
「すさまじきもの、昼吠ゆる犬。春の網代。三、四月の紅梅の衣。…」

ほっほう~、昼に吠える犬は、すさまじきもの(興ざめするもの)の筆頭ではござらぬか。
言いえて妙とはこのことぞ。
いやはや、かの地の昼吠ゆる犬、すさまじうございますわねえ。毎年、春先になると現れる季節性の病のようでもございまする。
いつの日か歌はむ歓喜の歌!

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2020-02-09 16:00:52

ふたりしずか様
お清めバラード、よかったよかった。
本当に、それぞれの思い出のなかのバラード、人生のさまざまな局面でのバラード、同じ曲でも多様な表情。音楽の深さ、不思議ですよね。
そして、音楽とともにある人生の幸せを感じます。
校長先生が少年ダーヴィトが語った(と想像している)ように。
はい、バックハウス先生がイザークに語ったように、100×100歳まで共に美しい音楽に満ちて生涯をおくりませう!

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2020-02-08 20:44:20

ダーママさま、
2018年2月に羽生 Yuz 選手が Chopin Ballade No.1 の素晴らしい skating を見せてくださったのでしたね。この場でのやりとりを思い出しました。さらに、ワタクシにとっての Ballade No.1 についても、そして、どの人にもそれぞれの Ballade No.1 を心の中に持っている、というお話も。ユリちゃんひとりの人生においても、彼女のその時その時の Ballade No.1 があるということ、記憶がある場合もない場合も、その中間のあたりをたゆたう運命の時も。
うふふ、だんだん清められてまいりましたぞ~
純粋なユリちゃんのこころ、純粋なアレクの愛、ふたりを見守る心優しき人々、友情の素晴らしさ、音楽の喜び、偉大さ・・・
The Pillow Book / 清少納言版で歓喜の歌をリズムよろしく讃えていただきたいですわね。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2019-10-14 12:02:25

ふたりしずか様
追伸
ロマン・ロラン、英語訳も素敵ですね。

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2019-10-13 12:14:04

ふたりしずか様
シベリアの冷たい監獄のなかで、レーゲンスブルクでのまぶしい少年時代とユリちゃんの思い出を糧に生きのびるアレク。
何年にもわたってアレクの脳内で長期熟成、発酵したユリちゃんとの思い出、ユリちゃんの姿(笑)。それが、再々会したときのアレクの言葉「おまえは、いつもまぶしい瞳をいっぱいに見開いておれの名を呼んだ…」に、端的にあらわれているように思います。

絶望の淵にあるとき、思い出を糧に生きる。本当にそうですね。
そして、もうひとつ。
なにがしかの務めをもって、日々、それを果たしていく。目の前にあることをひたすらひとつひとつ片付けていく。それも、前を向いて生きていく上で大切なことかもしれません。

戦時中のドイツ・アルプスの村で、大切な人たちを失った村の女性たちに仕事をつくっていたダーママ。その姿を見てダー様は語るのであります。「母は知っていた。」と。
昔の本気の恋はおふたをかぶせて封印ですが(笑)、大切なひとを失っても、深い悲しみと絶望のなかでも、それでも生きていく。大事なことと思っております。

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2019-10-12 22:33:24

When the present has become too painful, the soul lives on the past. Happy days are not effaced at one stroke. Their radiance persists long after they have gone.
- Romain Rolland

~ワタクシ、思い出を食べて生きておりますの。~
これも、生きていく根本の力を失ったというのに生きていかねばならない時に、アレクや Romain Rolland のいう、Beethoven と同様の方法で、生きる方策を編み出しているヒトの言葉ですわね。そうやって、精神を倒れ伏しねかせてしまわないで、ふるい立たせる。。。《追憶》は単なる思い出ではなく、食べて命を繋ぐことができるような、とっておきの、思い出に身をまかせることなのですね。
アレクはユリちゃんの思い出を命の糧とできたのですね。シベリアで、アレクの栄養素にも、ブランケットにもなったユリちゃん、いいなあ~

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2019-10-02 00:30:57

ふたりしずか様
シラク元大統領の国葬、サン・シュルピス教会で、バレンボイムの弾くシューベルト。
あの音楽を聴いて、わたくしも、一時代が去ったことを強く感じました。

お相撲が好きだったシラク。年齢を重ねてもお美しくきりっとしていらっしゃる日本の某夫人ともお親しく、彼女から日本の文化について多くを学んだというシラク。
ギメ美術館(東洋美術の美術館)を大事にしていたシラク。車を運転して、16区のイエナの通りのギメ美術館の前の大きな広場を横切るとき、いつもシラクのことを思い出しました。
日本にとっても、とても大切な方だったと思います。

今朝のFinancial Timesの一面トップは、仏蘭西国旗のかかったお棺の前にこうべをたれて、たたずむマクロン大統領の写真。これは、なかなか印象的でした。

巨星墜つ。
わたくしたちをはぐくみ、わたくしたちが親しんだ欧州のある時代の終焉を改めて感じます。

  • 投稿者:ふたりしずか

  • 投稿日時:2019-10-01 21:38:54

親愛なるダーママさま

Interstellar warp 自在のふたりしずかを見つけて、ひとっとびしてくださり、誠にありがとうございます!
先週、Jacques Chirac の訃報が入ってきました時には、この事態を共有できるダーママさまのことをすぐに思いました。ワタクシの朝のドレッサーの大鏡に写った TV 画面、遠目でもすぐに誰だかわかるあの独特の silhouette (彼の場合はいい意味ですわよね、もちろん)が動くのが見えた時(白のスーツ姿でありし日の動画が流されていたのですが)、もしや!? と思いました。音声が聞こえてこなかったのですけれど、嫌な予感、的中でした。やはりまたひとり、この世で replacement 不可能なおひとが天に召されてしまいましたわね。ずっと心の中で気にかかりつつ、時は流れ、またも文化と歴史の深さを世界にみせつける、仏蘭西国の funeral が昨日から世界中へ配信されました。きっとダーママさまも胸を熱くしていらっしゃるはず、と思いました。街角でも人々が本当に心から悲しみを表しているのをみますと、涙があふれてまいりました。 Saint-Sulpice での Memorial service、哀しみを押し殺した表情の Daniel Barenboim が奏でる Schubert Impromptu、 いい音を故人のために、というお指のタッチも伝わってきましたし、お花も華麗でした。
そして、長身の男たちが仏蘭西国旗に抱かれた coffin を担いで歩く模様。
こころは巴里へ。。。
Les Adieux 今朝は思わず Beethoven Sonata No.26 を弾いてしまいました。
Le-be wohl~ Beethoven にとっての意味合いとはちょっと異なるかもしれませんが (Vienna じゃないし)、最後は涙を越えて、って感覚でお仕事に出発いたしましたです。
Rest in Peace...

  • 投稿者:蔵次郎

  • 投稿日時:2019-09-30 23:48:08

追伸
ふたりしずか様
「アレクのフライトマップ」、これは名言至言でございまするぞ!
まさに、わたくしたちが欧州行きの飛行機のなかで見るフライトマップですわね。機内で食事が済んでひと息ついて、「今どこかなあ」とディスプレイを見ると、たいていシベリア上空。ひと眠りしてもシベリア。行けども行けどもずっとシベリア。ああ、シベリアって広いと思う瞬間であります。

そのシベリアのアカトゥイの凍えそうな牢獄で、鉄格子の外の灰色の空を見ながら、ユリちゃんを想うアレク。
シベリアの針葉樹林、トランシルヴァニアの森、そして、緑豊かなバイエルンの丘を越えて、ドナウの流れるあの街に、愛するユリちゃんへと想いは飛んでいく。

「現在があまりにもつらければ、魂は過去の追憶によって生きる。
過ぎた幸福の日々は、一瞬にして消えたりはしない。」
過ぎた幸福の日々、それは、ドナウの流れるあの街で過ごしたまぶしい日々、音楽学校で出会った頃のこと、女の子だと知った日のこと、そして、枯葉のなかで抱きしめた日。
ロマン・ロランの言葉が心に沁みます。

ショパン・バラード第1番 オルフェウスの窓ss Op.4