骨と散った死の連鎖の前で。 『エンマ』感想 1
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作成日 2011-02-10
ジャンル その他
ページ数 11 ページ
状態 完成
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講談社、KCライバルコミックス、『エンマ』のレビューになります。
一巻を対象に、エンマから見えてくる死の本質、というものをニーチェの視点で語ってみましたが・・・。うーん、そんなオオゲサなものではないかもしれない(笑)
ネタばれの部分も、大いにありますので、まだ『エンマ』を未読の方はご注意ください。
そして、この解釈は、あくまでも底が見えないほど深い『エンマ』世界を徘徊する、一つの道しるべでしかありません。
ハイデガーがドゥルーズなどが語るニーチェが、「私」にとって重大でないのと同じように、「私」が語る「エンマ」は、あくまで私のものであって、『エンマ』のページを軽い興奮とともにめくっている「あなた」のものではないからです。だけど、そのように多様な解釈を許すところが、『エンマ』の大きな魅力だという事は、皆の意見の一致するところでしょう。
「これはぼくの『エンマ』だ。きみのエンマはどれだ? 」