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小説

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All my loving

 断るまでもないが、これは純粋な自伝ではない。場所や時間の多くは、私の実体験によるものだが、登場人物はすでに鬼籍に入った人に限って、しかも本人のプライヴァシーや名誉に関する誤解を生む惧れがない範囲で事実を交えて描いている。
 極めて特定の読み手にはすぐわかるはずだが、その人との出来事やエピソードを時間と空間を置き換えて創作している。
 私は、まだ青かった頃の自身の『恋愛論』あるいは『恋愛観』の一端を書き記したいと言う欲求からこの小説に着手した。いまだに整合することのない若き日の恋を書くつもりだったのだが。
 登場人物の名前は、私の友人たちの実名の一部を変えただけのものがあることも記しておかなければならない。
 この小説は三部からなっている。中学生時代、高校生時代が後に続く。
 公開を意図して書いたものではなかったが、交流が途絶えて半世紀に近い今、連絡が取れるかもしれないという、極めて可能性のない希望に賭けてみたいと思った。

 当時の世相を参考までに記しておきたいと思う。
【1967年】
 ・沖縄返還協定調印・マクド1号店が銀座に・NHKカラー放送・ミニスカート、Tシャツ、ジーンズ定着
 流行していた歌謡曲
 ・また逢う日まで・わたしの城下町・17才
 読まれた本
 ・日本人とユダヤ人・立ち尽くす明日
 NHKの大河ドラマは、「春の坂道」だった。
 邦画「沈黙」が公開されていた。「八月の濡れた砂」歌もよかった。

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