妖精の森で。

 あるところに、小さな森がありました。
 その森は、妖精の森と言われていました。その森は、なぜ妖精の森という名になったのでしょうか。

 昔々、妖精の森を初めて見つけた神がいました。その神は、ウィトルという名で、木や花、風などの自然と一緒に、精(妖精のこと)をよく作ったのでした。 
 ウィトルは、早速森にいろいろな精を作りました。木の精、花の精、風の精。時には、ハーフの精も作りました。
 あまりにもたくさん作ったので、いつしか妖精の森と言われるようになったのです。

 それでは、これから二人の精を見ていきましょう。―――

一番最初に書いた話なので、いい出来ではないかもしれませんが、気楽に(?)お読みください。