骨董屋
冬を過ぎて、桜を咲かして春になったと思えば
儚く散る花の跡に緑の葉っぱが生まれ夏を迎える。
そして夏が終わって緑の衣は茶色く染まり、地面に秋をもたらし
それに乗るように冬の雪が降り積もる。
そんな変化はとまることも、早まることも知らず。
ただ人の目を楽しませるかのように姿を変える。
まるで私の時間などおきっぱなしのまま忘れたかのように
骨董屋の日常
だが、それが私の時間の経過。
だれも早めることもとめることもできない私の時間。
されど動く時間の歯車と針。
更新日:2010-10-30 11:15:42