• 作品を探す:

小説

携帯でもPCでも書ける!

  • 6 / 244 ページ

真 公開処刑 「裏切り」 3

その後、京介の周りでは妙な出来事が起こった







個人的な付き合いのある女性や知り合いに京介を愚弄するメールや電話が複数の人間に行われた







内容的には実に幼稚でくだらないものだったが、毎日のようにそれが行われると流石に受けると側としては黙ってはられない・・・










それ程、しつこいものであった・・










直接、本人に言うのではなく、敢えて周りからデマを流し、評判を落とす・・・







それは個人的なものだけではなく、顧客まで行われた














「・・・幼稚な手を使ってくれるな・・・だが、ここは辛抱や・・・怒りのエネルギーを貯めるんや・・・人間良くも悪くも噂をされる方がマシってな・・・ニヤリ・・」

















会社の内部破壊に始まり、セコイ手法でジワジワと首を絞める・・・










これは間違いなく「辻谷」の手法、今までにも何回も見てきた手法であった













「ワシに手の内を見せておいて、同じ手法を使った事を後悔するがいい・・・」















京介はじっと耐える事にした







「犯人は分かっている・・・辻谷の指示で鈴木と畑山が起こした仕業だ・・・」




くだらない噂で離れていくような奴は最初から居ないのと同じ、様は自分に必要のない人間である










そう判断していた





































数日後、県外の仕事に出掛け帰りが20時になった時だった







見慣れない番号からの着信が入った













「・・また・・連中か・・・しつこいのぅ・・・」










そう思い電話に出た










『誰?』







『ワシや』







『ワシ?そんな奴は知らん』







「ピッ」







電話を切った







すると直ぐに再び電話が鳴った










「ピッ」







『なんやねん?』







『おどれ・・ふざけるなよ・・言わすど!コラァ!!』







『喧しいのう・・誰やねん?』







『ワシや・・・辻谷や』







総長からの直接の電話だった










『ご無沙汰してます・・・すんません、最近変な電話が多いもんで知らない番号何で用心したんですわ』







『・・変な電話ってなんやねん?』










「己の指示やろがボケ!」








『頭の悪い連中が、なんやかんややってるんですわ』







『ほーう・・・そら・・難儀やな』







『全くですわ』










『まぁ、そんなんはどうでもええねん、お前今どこや?』







『高速ですわ』







『今、戻りやろ?』







『ええ、そうです』








『お前の家は・・マンションの9階やんな?』







『・・・よう知ってはりますね』







『お前の動きは丸見えやからのう』







『ほー・・恐いですな』







『一つ聞いておく、お前警察にどこまで唄った?』







『何も唄ってませんがな』








『信用できんな・・・特にお前はな・・・』







『ホンマですって、何のためにワシは入ってきたんですか?』







『中に入ると気持ちも変わるもんや・・』







『その辺のクズと一緒にしないでくれますか!ワシは何も唄ってませんがな!』







『そうか・・・今のうちだけやで・・そんなん言ってるんわ』







『いつまでも言い続けますわ、ワシは辻谷社長(皆、呼んでいる)を裏切ってません』







更新日:2010-11-04 13:57:31