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真 公開処刑 「悲劇」 2

一方、青山が関東入りした後の鈴木の動きと言うものは



ほぼ毎日パチンコ状態であった



青山と共に関東入りしてしまった、辻谷部隊、



辻谷、青山の考えとしては、これくらいやれば、暫くの間は「哀川」はおとなしくしているだろう・・そう考え双方で関東入りしたのだろう・・そう京介は読んでいた



鈴木は監視役がいなくなり好き放大に動いているのだろう・・





「今が・・チャンスやな・・・」




京介は鈴木に対し、第一プランを発動することにした



鈴木の行動を監視することにした



数日後、鈴木はいつも着て歩いているボーダーシャツではなく、スーツを着て車に乗り込んでいた





「ほう・・今日は仕事か・・・」





鈴木の向かう先の顧客などたかが知れている



京介は鈴木の向かう方向だけを確認し、車を取り換えに行った




「ブーン・・・」













「キキッ」




駐車場に並ぶ数台の車




鈴木がすぐ気が付くように、トヨタ車の車に乗り込んだ






「気付いてくれよ・・鈴木・・・ニヤリ」






「キュルルル・・・ブウン」






京介は携帯を取り出した





「プルルル・・・プルル」






『もしもし』





『どうも、哀川です』




『しばらくだね』






『すみませんでした、実はお聞きしたいことがありますねん』





『なんだい?』





『今日、そちらに鈴木から連絡入りませんでした?』





『あ・・あぁ・・来るとか言ってたけど・・まさか、それに合わせて来るとか辞めてくれよ・・困るよ、そういうのは』





『まさか(笑)行きませんがな』





『じゃあなんなんだ?』





『いやぁ・・最近、よくない噂を聞くもんで、変な商材を出して来たら注意して欲しいと思いましてね・・』





『そうなのか、それは一体なんなんだ?』





『見れば分かりますがな・・・』





『わ・・分かった・・気をつけるよ』





電話を切った





「やはり、あそこか・・」





京介は高速に乗り、客の店へと向かった







「ブォォ---------------------」







「ピッピ」






『もしもし』





「黒ちゃん(黒田 聡、通称 友人Ⅹ)、ワシや」





「どうも、どうしました?」





「プランを発動させる、いつでも動ける準備だけはしておいてくれ」





「今回も面白そうなプランですか?」









「少し危険やけど、まぁおもろいんちゃう(笑)やるやろ?」





「勿論です・・ニヤリ」





「まぁ、そういうことや」





「はい」





「またな」





「ピッ」



更新日:2010-11-29 22:22:32

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