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真 公開処刑 「裏切り」 2

警察に身を委ねてから京介は恩師と総本部を守るために口を閉ざした・・


義理はないが・・出てから面倒なのはごめんだ・・


そう感じていた


留置される間、私選弁護士を呼び、留置所内から外の世界へ色々と指示を出し、世の中におきる筈だった大きな事件を全て沈ませるように努めた

弁護士
『哀川さん、他に何か伝える事は?』



『オヤジ(総長)に銭は渡したか?』



『はい』


『ほんだら、直ぐ出してくれと伝えてくれ』


『はい』


『全部、上手い事絵は書いたと伝えてくれ、それで分かるはずや』


『分かりました』




その5日後、京介は釈放となった



警察署を出る時、担当刑事が言った




『哀川、お前が黒幕なのは分かっている、だが今回はネタが上がらなかっただけだ』


『おやおや・・予測で物事言うたら・・あかんですわ・・刑事さん』


『・・・どうせすぐ戻ってくるだろう、次はこんなもんじゃ済まないぞ』


『はいはい、ほな さいなら』


京介のまわした金は総本部に渡り、警察の意図まで変えた・・


末端の刑事は思い通りの捜査が出来ずに終止符を打たれた事に苛立ちを感じているようだった



「ご苦労さん・・・ニヤリ」



京介は地元へ戻った


予測より早い釈放に周囲の連中は驚きを隠せない様子だった



だが・・全てが京介の思惑通りでは無かった・・・



総本部の連中は京介の事を信じている事はなかった・・・




その時はそんな事にも気付かずに京介は新しい会社を設立させた


鈴木を代表にし、会社を構成


元の会社はそのまま残し、京介は地下へ潜るようなスタイルを取った








鈴木を影武者とし、裏で全て絵を描く・・・







そうして会社の存続と金を生み出す手法を取ったのだ






最初は上手くいっていた










数ヶ月経つと総本部の連中が京介の動きを察し手を回し始めた



鈴木を代表としている為、100%京介の思惑通りには進むことなく




京介の知らぬところで、総本部の手は鈴木に回り始めたのである








鈴木は、日に日に直行直帰が増え会社に出勤してこなくなった

また業績も落ちる一方


違和感を感じた京介は知り合いの「栗田 真一」に調査を依頼した






飲み屋、交友関係を調査し、




地元のヤクザに気づかれないように調査した




地元のヤクザは総本部と繋がりがある・・・・




こちらの動きがバレると面倒な事になる





そう感じていた・・






栗田の調査により、真相はそこまで大きなものではなく回りくどい手法を取っている事が分かった










「辻谷め・・・面倒なことしやがるやんけ・・・」











「辻谷」とは総本部の総長の名・・・







言わば世間では組長と呼ばれる存在だった




辻谷の指示で誰が動き誰が鈴木を取り込もうとしているかが分かった・・



だが・・・現状は動く訳にはいかない・・・




鈴木の意思を確かめる事にした




数日後、営業で出ている鈴木を会社に戻るよう指示した



更新日:2010-11-03 00:14:06