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真 公開処刑 「裏切り」 9

京介は地元に戻り、栗田の話を聞き、あまり人に目の触れる場所へ出向かないようにした




京介が辻谷に拉致された事も、地元へ戻った事も、






「青山、鈴木、畑中」は知っている事だろう・・・




そして、こう思って貰わないといけない・・・





「反撃が出来る訳が無い、俺達には辻谷が付いている・・・」





そこへ持っていくためには、潜る必要がある、






すなわち、死んだふりを最低一年近くは続けないければ行けない・・・








「しかし・・難儀なプランや・・・だが、辛抱してこそ、遣り甲斐があるちゅうもんや・・ここ一年は適当に遊びながら潜るしか無さそうやな・・」







京介はその後、辻谷との約束の集金を済ませ、有本へ現金を宅急便で送った





送金額、1200万円





有本は現金を受け取ると直ぐに連絡をしてきた





『哀川、お前、自分の取り分は取ったんか?』





『有本社長から前金で頂きましたからね、その分は上乗せしておきました』





『よけいな事しなや!』






翌日現金が、京介の裏口座に振り込まれていた




名義人は全く知らない名前で金額は300万程だった




折り返し、礼の電話を入れると、有本が言った





「いつか、そのはした金でも役に立つ時がある、使わずに置いとけばええ」





本当に自分を心配してくれている・・・




例え、裏切られる事があるとしても、いつか必ず恩返しをしなければいけない・・そう感じた















それから1年の歳月が過ぎた・・・














1年の間、「青山」の直下のもと、「鈴木、畑中」は京介の妨害工作を辞める事は無かった




京介の会社の直販への営業は繰り返され、寝返るものも多少いたのは事実だった




また、京介の個人的な付き合いのある人間達への妨害工作は続いた




京介を愚弄する内容文のメールや電話が多数行われ続けた




特に女性関係には手広く行われていたようだった・・・






物的証拠や証言を元に、京介は1年間の沈黙を破る時が来た・・・






ある晩・・・






京介は「栗田」ともう一人の親友「橋田」を呼び付けた





栗田と橋田は、京介の待つ、あるカフェへと来た






『Paranoia Cafe(パラノイア カフェ)』






「カラン・・」






『おう、ここや』






京介の声に二人は席に着いた






『ブラック頼んどいたで』






『サンキュ』






3人はコーヒーを飲みながら話を始めた



更新日:2010-11-16 13:48:08