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小説

携帯でもPCでも書ける!

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真 公開処刑 「裏切り」 7

翌日 AM 10:00





「天国にあなた~一番近い島~♪」








京介は携帯が鳴っていたのには気づいていたが、電話に出なかった




基本、午前中の電話には出る事が無い




京介を知るものは余程の事が無い限り、皆、午前には電話をよこす事は無い




何度も鳴るしつこい着信音に京介の苛立ちは極限へ達した





携帯を手に取った






『喧しぞ!ボケェ!』













『お前・・・誰に向かって言うてんねん!』










電話の主は「辻谷」であった





『あっ?・・お前、誰・・・あぁ・・・社長、おはようございます』







京介はようやく目を覚ました






『昨日はどうやった?』





『大変美味しいお酒をご馳走になりましてすんませんでした』





『そっちじゃないわ』





『と・・・言いますと?』





『女や』





『女・・・あぁ・・あの銀座の?』





『そうや、今、そこにおるんやろ?変われや』






『居てませんが』






『嘘、言いなや』






『社長、聞いてくださいな、あの女とあの後、一軒飲みに行ったんですわ』





『おう』





『飲んだ量が多かったのか・・・奴には荷が重過ぎたのか分かりませんが、潰れて寝てもうたんですわ』






『ほう・・そんでどうした?』





『ほかしですわ』





『置いてきたんか?』






『はい、不味かったですかね?』






『・・・そうか、そうか、悪かったな穴埋めしたるさかい今から大至急事務所に来いや』






『社長が穴埋めする必要は無いですやん』







『ええから、来い言うとんねん・・』






『分かりました』






電話を切った






敢えてけん制した





「荷が重すぎた」という言葉に辻谷は反抗的な態度を認識していたはず・・・






少し恐いが、面白い事になりそうだ・・・そう感じていた






シャワーを浴び、ロビーへ出るとそこには、「田村」が待っていた





『哀川!』





更新日:2010-11-13 14:30:43