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第四章 二つのリングと二つのストーン

女性「あの・・・・あなたが良美さん?」

良美「えぇ・・・そうですけど・・・まさかあなたが!?」

女性「そうです。私がなぎさvです」

と言うと女性はニッコリと微笑んだ。

その女性は身長が少し高く

青色のワンピースに

白いレースのカーディガンを羽織っていた。

髪は黒色でロングであった。

良美・ルシック「わぁ・・・・・」

二人はなぎさ先生の笑顔にうっとりしていた。

なぎさ先生「はじめまして、私なぎさ先生こと
      凪本愛美(なぎもとまなみ)と申します。
      よろしくお願いしますね。」

と言うと再び微笑んだ。

良美「何て美しい方なんだぁ・・・・」

ルシック「眩しい・・・・眩しすぎる・・・・」

愛美「何で!?」

良美「あっ・・・私、蜂野良美と申します。
   よろしくお願いします。」

と良美はお辞儀をした。

ルシック「僕、興味本位で来たルシック・アルデミンと申します。
     よろしくです」

愛美「ルシックさんは・・・・」

良美「留学生さんです。今私の隣の部屋で
   ホームステイしてるんです。」

ルシック「今は日本について色々と勉強させていただいています!」

とニコッと笑った。

愛美「そうなの?日本は楽しいですか?」

ルシック「毎日が発見と驚きで満ちています!」

良美「毎日てんやわんやですよ・・・」

愛美「そうなの?でも楽しそうね」

と言うとまた微笑んだ。

良美「あの・・・握手していただいでもよろしいでしょうか?」

愛美「えっ!?・・・・うん・・・・いいけど・・・・」

と愛美が渋々手を差し伸べると良美がスッと握った。

手は良美より大きく、まるで良美の手を包み込んでいるようであった

そしてほんのりと温かかった。

良美「あっ・・・・温かい・・・・・」

ルシック「あーん!良美だけズルい!!!」

良美「順番順番!」

愛美「そんな・・・ただ握手するだけで大袈裟な・・・」

と言うと今度は愛美とルシックが握手した。

ルシック「ホッ・・・・・あったかーい・・・・」

良美「でしょ?」

ルシック「心の芯まで温かくなりそう・・・」

愛美「またまた大袈裟なぁ・・・・」

と愛美は少し呆れていた。

良美「すごいスラッとしていますね・・・・」

愛美「えっ?そんなこと無いよ・・・私、ポチャッとしてるよ・・・」

良美「お化粧もとても上手で綺麗です。」

愛美「ナチュラルメイクだって!」

ルシック「これが例に言う大和のナタデココってやつ?」

愛美「ナタデココ?」

良美「あぁ、ルシが言いたいのは撫子じゃない?大和撫子!」

ルシック「そうそれ!撫子」

良美「確かにそうだね」

愛美「いや・・・・そんなことは・・・・」

と言うと愛美は携帯電話を開けた。

愛美「そういえばばんちょもう少ししたら来るって」

ルシック「番長?」

良美「フアイ兄さん来るの?」

愛美「まぁね。と言うか前々から来るって言ってたけど・・・」

ルシック「フアイ?」

良美「あぁ・・・私が勝手にあだ名つけちゃったの
   最初はメープルちゃんだったんだけど・・・・」

愛美「確かネット名が楓氷だったから
   楓は英語でメープルだからメープルちゃんだったよね。」

良美「そうです。でもう一つ炎速っていう名前も持っていたので
   双方を合体させてフアイ兄さんです」

ルシック「なぜにて?」

良美「えぇっと、炎は英語でファイヤーで氷は英語でアイスだから
   二つを合わせてフアイ兄さん」

ルシック「炎と氷が合わさったら水になると思うけどなぁ・・・」

良美「じゃあウォーター兄さんだぁ」

愛美「水のお兄さん・・・・・」

すると一人の男性が声をかけてきた

更新日:2011-04-13 20:50:09

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