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小説

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“忍”の人々

「こんなこと言ってる場合じゃなかった、自己紹介自己紹介…っと」

長老は俺が若干取り乱しているのを読み取ったのか、やっと話を本題に移した。この数分でなんとなく分かったが、気を抜いているようで、どこか威厳のあるような・・・抜け目のないというか、きっと根はしっかりしているんだろう。

「俺の名前は 皆藤 静流 《カイドウ シズル》。カイドウとでも呼んでくれ。まぁ、これでも“忍”をの長をやっている。そんなことで俺、結構強いで。俺の神器はなぁ…」

神器の話をした瞬間、クドウさんが話を止める。

「長…、軽々しく神器の話はダメです。せいぜい武勇伝で抑えてください。」

「お、おう。そうだな。んで、詳しい施設の案内とか、聞きたいことがあれば、全部クドウとシンに聞いてくれ。」

「…!?、シンさん見つかったんですか?」

すると、クドウさんがすかさず口を出す。

「ああ、前々から見つかっていただが、いろいろあって外部には言えなかった。すまないな。今は意識を取り戻している。」

言動や行動には出ないようにしたが、俺は飛び跳ねたいくらい嬉しかった。
正直、早く会いたい気持ちでいっぱいだ。
俺はなんとか平常心を保ちつつ、口を開いた。

「いえ、とにかく無事ならよかったです。」

なぜ外部に言えなかったのかは少し気になったが、あまり深く考えてもどうしようもないと思ったので、すぐにその疑問をかき消した。

更新日:2010-11-15 18:47:45