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小説

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My house 「オトナへの扉」

挿絵 640*480

 目の前に現れたピカピカの鍵・・・ラビフィーは朝陽に輝くその鍵に
すっかり目をうばわれ、おひさまに「おはよう」のあいさつをすること
さえ忘れていました。 ラビフィーが生まれて、ちょうど半年経った朝の
ことです。
目がさめて枕元に置かれた鍵をぼうぜんとながめていたラビフィーでした
が、次の瞬間鍵をにぎりしめるとベッドから飛びおりパパとママのいる
キッチンへものすごい勢いで走りこんだのです。 パパとママは息子の
様子に驚くことなく彼を迎え入れ、いつもと変わらない穏やかな口調で
椅子へすわるように言い そしてまだ小さな我が子に、最後のメッセージを
伝えようとこぼれ落ちそうに大きな瞳に向かって、ゆっくりと語りかけ
ました。

更新日:2010-10-26 14:59:25