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小説

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永遠の出会い

蓮根と幸子、それにジアップが夕食を食べ終わり、一緒に丸テーブルでお茶を飲んでいると、玄関の外から日本語が聞こえてきた。

「ごめんください。日本人はいますか?」

幸子はすぐに立ち上がり小走りで廊下を抜け、玄関まで行きドアを開けると、階段の下に一人の男が立っている。

「あー、やだー、正雄さん久しぶりー。今、着いたんですか。今日来るなら連絡くれれば良かったのにー」

「なんだかすごく久しぶりって感じだね。でもほんの一ヶ月ぶりかな。元気だった?」

 正雄は階段を上がり、玄関でリュックを降ろした。そして廊下の奥にいる二人をすぐに見つけると、手を振りながら言った。

「お、蓮根君もいた。久しぶり」

「こんばんは。私もいたのかって、当たり前じゃないですか。お元気でしたか。まあ、とにかくこちらにどうぞ」

正雄はテーブルの前まで行くと、蓮根が英語でジアップに話し始めた。
 「彼が新しいコーディネーターの正雄さんだよ」

「まず、紹介します。彼女はジアップです。私たちのプログラムの栄養士さんです。」と幸子。

「はじめまして、ジアップです。やっとコーディネーターが来てくれたわね。これで仕事が楽になるわ。貴方がやるべき仕事、今まで私たちが分担していたから、大変だったのよ。まあ、最低限のものだけどね」

「君がジアップか。話しはバンコク事務所で聞いているよ。よろしく。俺はマサ。仕事の話は、明日からでもゆっくり聞くから。さすがに俺も今日は疲れた」

「えー、正雄さんはマサって名乗ってるんですか。じゃあこれからマサさんって呼んでもいいんですね。私たちもニックネーム、あるんですよ。

更新日:2011-08-06 10:58:55