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小説

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謎の肉

 朝、男が目を覚ますとひどい頭痛がした。
「あちゃ~、昨日は飲みすぎたかな」
 頭痛に慣れてきた頃、ふと視界の中に異物をとらえた。
「こりゃ、肉じゃねーか。しかも上等なもんだ」
 日付を確認するとどうやら賞味期限は今日までのようだ。
「はて、こんな肉を買った覚えはないんだが……昨日は飲みすぎたから記憶がまったくねえや」
 男はとりあえずその肉をテーブルの上に置くと腕組み考えた。
「肉の部位は、背中のロースだな。うまそうだが、得たいが知れねえから、食いたくても食えねえな。さて、どうするか」
 男はテレビもつけずひとしきり考えた後、大声で言った。
「これは、事件に違いねえ! 謎を探偵の住みかに置いていくとは、犯人も粋なことするじゃねえか」
 探偵は、肉のパックを持つと外へ出た。

更新日:2017-03-20 10:52:04