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黎明
「うぁ・・・・あ、や・・・・めて・・・」
「いや・・・・ぁああ・・・・」
一気に目が覚めた。
身体を起こして、隣の寝室からの声に耳を傾けた。
寝室に入ると、上掛けが乱暴に動いていた。
「ユリウス・・・」
駆け寄って肩をつかもうとしたが、錯乱状態なのか頭を左右に振っている。
「ユリウス!!」
「やめろぉ!・・・・」
もう一度強く名前を呼んで肩を揺さぶった。
「ユリウス!俺だ!!目を開けろ!!」
ベッドに押さえつけるように肩をつかんだ。
「いやぁああああ・・・・」
錯乱状態のユリウスを抱きしめ、動きを押さえ込む。
両手をばたつかせて、身体をしならせる、首をのけぞらせて叫ぶユリウスを抱きしめた。
「大丈夫だ、大丈夫だから落ち着け。ユリウス!!」
渾身の力を込めて抱きしめているうちに、ユリウスの身体から力が抜けていった。
だらりと腕を下げ、頭をアレクセイの肩に持たせかけている。
「ユリウス、ユリウス」
ゆっくりと顔を上げたユリウスは涙を流していた。
目の焦点がまだあっていない。ぼんやりをした目線をアレクセイに向ける。
「あ・・・・」
「俺だ・・わかるか?」
「あ・・・アレ・・クセイ・・・?」
ようやく碧の瞳に生気が宿ってきた。ハッとしたように目を見開き、アレクセイを見つめると飛びつくように抱きしめてきた。
「いや・・・・ぁああ・・・・」
一気に目が覚めた。
身体を起こして、隣の寝室からの声に耳を傾けた。
寝室に入ると、上掛けが乱暴に動いていた。
「ユリウス・・・」
駆け寄って肩をつかもうとしたが、錯乱状態なのか頭を左右に振っている。
「ユリウス!!」
「やめろぉ!・・・・」
もう一度強く名前を呼んで肩を揺さぶった。
「ユリウス!俺だ!!目を開けろ!!」
ベッドに押さえつけるように肩をつかんだ。
「いやぁああああ・・・・」
錯乱状態のユリウスを抱きしめ、動きを押さえ込む。
両手をばたつかせて、身体をしならせる、首をのけぞらせて叫ぶユリウスを抱きしめた。
「大丈夫だ、大丈夫だから落ち着け。ユリウス!!」
渾身の力を込めて抱きしめているうちに、ユリウスの身体から力が抜けていった。
だらりと腕を下げ、頭をアレクセイの肩に持たせかけている。
「ユリウス、ユリウス」
ゆっくりと顔を上げたユリウスは涙を流していた。
目の焦点がまだあっていない。ぼんやりをした目線をアレクセイに向ける。
「あ・・・・」
「俺だ・・わかるか?」
「あ・・・アレ・・クセイ・・・?」
ようやく碧の瞳に生気が宿ってきた。ハッとしたように目を見開き、アレクセイを見つめると飛びつくように抱きしめてきた。
更新日:2016-10-14 18:41:16