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小説

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俺たち仲間だろ!

工藤新一が懐かしそうに江戸川コナンの思い出に浸っていると……

「ところで、新一さん、そちらの女性はどなたですか?」

ひょろりと背の高い少年──
そう、円谷光彦が新一の背後に隠れていた宮野志保の存在に気づく。

「わぁー、とっても綺麗なおねぇさん!
おねぇさんは新一お兄さんの知り合いなの?
初めまして、私は吉田歩美です」

早速、歩美が志保の側まで行くと話かけた。

「なあ、あの人、新一兄ちゃんの彼女か?」

元太が声を潜めて新一に問いかけてくる。

「バーロー、ちげぇよ」
「そうですよ、元太君! 新一さんには別の女性がいるじゃないですかー」
「あっ、いや、まあ…………」

新一は言葉を濁しながら志保の方に目を移す。
歩美と何やら話をしていてこちらの話題は聞こえていないようだ。
なぜかホッとする。

(ていうか、なんで、俺、あいつの顔色、気にしてんだよ)

「じゃあ、兄ちゃんの彼女って誰だよ?」

「元太君、この間、会ったばかりですよ。
前回の試合の時にアイスを差し入れてくれたじゃないですか?
元太君、ひとりで三個も食べたのに覚えてませんか?
ほら、探偵事務所の…………」

「ああああ、光彦っ!」

咄嗟に新一が止めに入る。

新一にもなぜだかわからないが、
この場で蘭の名前は出して欲しくなかった。

それに蘭とはまだ恋人同士になったわけではない。
そんなことまで子供に説明するわけにもいかない。

「はい? 何ですか?」

「あのよ、だから、それはだな…………
そうそう、今、オメーらに彼女を紹介すっからさ」

新一は「宮野、ちょっと」と彼女の名前を呼ぶと手招きした。

更新日:2016-11-29 01:31:17

Irregular Lover ~ 新志 【コナン二次創作】