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「ねえ、ところで、新ちゃん……」
「まだ他に悩みがあるのかよ」
急に母さんの声色が変わった。
目がすわっている。
(うわっ、完全に酔っ払ってるぜ)
そう思った瞬間だった。
母さんがとんでもないことを口にする。
「新ちゃん、哀ちゃんとセックスしてるの?」
「………………」
真夜中のリビングに不気味な沈黙が落ちる。
(バッ、バーロー、なんてことを言い出すんだよ!)
絶句する俺を母さんが早く答えろと睨んでいる。
(おいおい、まさか灰原にも同じ質問してねーだろうな)
にしても、もっと他に言いようがあるだろうが……。
とても答えられない。
いや、でも、ここは灰原の名誉のためにはっきりと答えておくべきなのだろうか?
どうすりゃいいんだ。
こうして俺は酔っ払い相手に深夜まで頭を悩まされる羽目に……。
あー、今夜も母さんはひと言多かった。
「まだ他に悩みがあるのかよ」
急に母さんの声色が変わった。
目がすわっている。
(うわっ、完全に酔っ払ってるぜ)
そう思った瞬間だった。
母さんがとんでもないことを口にする。
「新ちゃん、哀ちゃんとセックスしてるの?」
「………………」
真夜中のリビングに不気味な沈黙が落ちる。
(バッ、バーロー、なんてことを言い出すんだよ!)
絶句する俺を母さんが早く答えろと睨んでいる。
(おいおい、まさか灰原にも同じ質問してねーだろうな)
にしても、もっと他に言いようがあるだろうが……。
とても答えられない。
いや、でも、ここは灰原の名誉のためにはっきりと答えておくべきなのだろうか?
どうすりゃいいんだ。
こうして俺は酔っ払い相手に深夜まで頭を悩まされる羽目に……。
あー、今夜も母さんはひと言多かった。
更新日:2018-06-17 21:21:46