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小説

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夏休み part 4

サッカー部の部活から帰ってくると父さんと母さんはすでに北海道へ出かけていた。
昨日までは母さんの声で賑やかだった家の中が水を打ったように静まり返っている。

灰原は一昨日アメリカから帰ってきたばかりだった。

一昨日は灰原との感動の再会ってほどではないが……
二週間ぶりに彼女と会って抱きしめてキスしていたら、
彼女の帰国に安心して気が抜けたのか急激な眠気に襲われて、
俺はそのまま灰原のベッドでぐっすり昼寝をしてしまった。

目が覚めた時には灰原はもう隣にはいなくて俺一人が彼女のベッドに寝ていた。

俺が寝ている間に、早速、彼女は地下室に籠って何やらやっていたらしい。

灰原から研究を取り上げるわけにはいかないが、俺一人でベッドに取り残されて……
帰国早々に研究なんてやらなくてもいいだろうよと少しばかり愚痴りたい気分だった。

俺も事件となるとすぐ夢中になって危険も顧みずに飛び出していっては、
灰原を心配させているので、彼女に文句など言えた義理ではないのだが……。

灰原は俺が事件だと飛び出していっても愚痴ったり、文句を言うことはない。
江戸川コナンとして灰原哀に小学生一年生で出会ってから今年で七年目になる。

これだけの長い付き合いになると灰原も俺の行動パターンなど熟知していて、
俺が事件だと目の色を変えたところで彼女が動揺するような素振りを見せることもない。

それでも恋人同士として付き合うようになってからは……
事件を解決して疲れて帰ってくると珍しく彼女の方からキスしてくれたりするので、
心配してたんだろうなと俺は推測する。


更新日:2015-07-13 22:57:42

コ哀のふたり~中学生編 【名探偵コナン二次創作】 修正作業中