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【中学一年生 六月】 恋の病

俺は自宅のソファにミステリー小説片手に寝そべってふて腐れていた。

今日は土曜日だったが、サッカー部は練習試合があって、朝から出かけなければならなくて、
試合が終わると少しでも早く灰原に会いたくて走って、帰ってきたのに……
彼女の態度が冷たかった。

なんでもアメリカでやっていた研究の件で、至急頼まれたことがあるらしい。

灰原がアメリカでどんな生活をしていたのか俺は知らない。

この先も機密上の事項だから、俺がアメリカでの灰原の生活を詳しく知ることはないだろう。
黒の組織時代とは違い、FBIの管理下でやっていた研究だから、
世のためになることだと思うが……。

中学生活は小学生の時と比べるとかなり忙しい。

特に俺の入ったサッカー部は都内でもレベルが高くて、
都大会優勝も目指せる位置にいるので朝晩練習漬けだ。

平日は部活が終わるとシャワーを浴びて、博士の家で阿笠博士と灰原、
時には博士の初恋の人であるフサエさんも一緒に夕食を食べれば、
自宅に直行して、好きなミステリー小説を読みながら寝てしまう。

灰原と甘い時なんて一瞬たりともない。

中学に入りたての頃はサッカー中心の生活も悪くないと思ったが、それは────
灰原が日本に帰ってくる前までの話だ。

今は二人っきりの時間が足りねぇー。

更新日:2016-10-07 00:25:06

コ哀のふたり~中学生編 【名探偵コナン二次創作】