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【中学一年生 五月】 僕らのHappy Birthday !
ジリリリリリリリリリリリィ──────
けたたましい目覚し音で目を覚ますと、階下から賑やかな話し声が聞こえてくる。
『んー、あれ? なんで人が来てんだよ』
不思議に思いながら、パジャマ姿のまま階段を降りていけば、
なぜか、少年探偵団の三人がリビングに勢ぞろいしていた。
「コナン君、おはよう!」
「起きるのおせえぞー、コナン!」
「コナン君、おはようございます!」
「歩美、元太、光彦……なんでオメーらここにいるんだよ!?」
「コナン君、お誕生日おめでとう!」
「歩美の言う通りだぞ! コナン、おまえの誕生日だからだろ」
「コナン君、また今年も誕生日を忘れてたんですか?
毎年、誕生日は僕たちと一緒にお祝いしてるじゃないですかー」
俺はその場に固まって動けなかった。
確かに、今日、五月四日は俺の誕生日だ。
珍しく今年は忘れることなく自分の誕生日を覚えていたというのに──
灰原と二人でお祝いしようと彼女をデートに誘ったはずなのに──
(おいおい、どうしてこうなった?)
「灰原はどこだ?」と彼女を探してリビングを見渡すと、
少年探偵団の三人の後ろで楽しそうに笑っていた。
「はいばらぁー! ちょっとこっち来いよ」
俺は灰原を呼び寄せると、彼女の腕を掴んでキッチンへと連れ出した。
「おい、どういうことだよ! 説明してもらおうじゃねーか……」
灰原をジロリと睨む。
けたたましい目覚し音で目を覚ますと、階下から賑やかな話し声が聞こえてくる。
『んー、あれ? なんで人が来てんだよ』
不思議に思いながら、パジャマ姿のまま階段を降りていけば、
なぜか、少年探偵団の三人がリビングに勢ぞろいしていた。
「コナン君、おはよう!」
「起きるのおせえぞー、コナン!」
「コナン君、おはようございます!」
「歩美、元太、光彦……なんでオメーらここにいるんだよ!?」
「コナン君、お誕生日おめでとう!」
「歩美の言う通りだぞ! コナン、おまえの誕生日だからだろ」
「コナン君、また今年も誕生日を忘れてたんですか?
毎年、誕生日は僕たちと一緒にお祝いしてるじゃないですかー」
俺はその場に固まって動けなかった。
確かに、今日、五月四日は俺の誕生日だ。
珍しく今年は忘れることなく自分の誕生日を覚えていたというのに──
灰原と二人でお祝いしようと彼女をデートに誘ったはずなのに──
(おいおい、どうしてこうなった?)
「灰原はどこだ?」と彼女を探してリビングを見渡すと、
少年探偵団の三人の後ろで楽しそうに笑っていた。
「はいばらぁー! ちょっとこっち来いよ」
俺は灰原を呼び寄せると、彼女の腕を掴んでキッチンへと連れ出した。
「おい、どういうことだよ! 説明してもらおうじゃねーか……」
灰原をジロリと睨む。
更新日:2018-06-17 00:39:33