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第七話 パーティー
ガイン達が森の中へ入っていった後、ユラトは再びパーティーを集める為に番号を叫んでいた。
「17番の番号を持っている方いますかー」
だが、誰も現れなかった。
そして時間だけが過ぎて行く。
少し叫びつかれたユラトは、皮袋に入った水を飲みながら休んでいた。
すると森の入り口から、早朝から森に入った冒険者の一団が現れた。
先頭にいる男が嬉しそうな顔をしてウッドランドの町に入ってくる。
その男はここで番号を叫んでパーティーが集まるのを待っている人の中に知り合いがいたようでその者に向かって叫んでいた。
「おい!新発見があったぞ!」
「ん、どんな発見だったんだ?」
「実はな、西の方で大きな地下洞窟を発見したぜ!」
その言葉を聞いたユラトや周辺の冒険者達は驚いた。
(地下洞窟!そんなものがあるのか…)
その男は話を続ける。
「規模もかなりのもんだ、だからギルドに報告して他のパーティーにも応援を頼もうかと思ってる。お前のところのパーティーなんてどうだ?」
「俺のところは後一人来れば揃うんだ、揃ったらメンバーに聞いてみる。だからそれまで応援要請はしないでくれ!」
男はしばし考え、それから話し出す。
「…そうだな、後一人ならすぐに集まりそうだな…よし、いいぞ、お前のところと組んでやろう」
「そうか!ありがたい」
そう言って肩を抱き合い親しげに話し合っていた。
「17番の番号を持っている方いますかー」
だが、誰も現れなかった。
そして時間だけが過ぎて行く。
少し叫びつかれたユラトは、皮袋に入った水を飲みながら休んでいた。
すると森の入り口から、早朝から森に入った冒険者の一団が現れた。
先頭にいる男が嬉しそうな顔をしてウッドランドの町に入ってくる。
その男はここで番号を叫んでパーティーが集まるのを待っている人の中に知り合いがいたようでその者に向かって叫んでいた。
「おい!新発見があったぞ!」
「ん、どんな発見だったんだ?」
「実はな、西の方で大きな地下洞窟を発見したぜ!」
その言葉を聞いたユラトや周辺の冒険者達は驚いた。
(地下洞窟!そんなものがあるのか…)
その男は話を続ける。
「規模もかなりのもんだ、だからギルドに報告して他のパーティーにも応援を頼もうかと思ってる。お前のところのパーティーなんてどうだ?」
「俺のところは後一人来れば揃うんだ、揃ったらメンバーに聞いてみる。だからそれまで応援要請はしないでくれ!」
男はしばし考え、それから話し出す。
「…そうだな、後一人ならすぐに集まりそうだな…よし、いいぞ、お前のところと組んでやろう」
「そうか!ありがたい」
そう言って肩を抱き合い親しげに話し合っていた。
更新日:2014-04-28 10:22:58