- 119 / 1944 ページ
ダリオもその時に居たようで暗い表情で話してきた。
「もう、随分前のことだ、あんまり、思い出させるんじゃねぇ…」
「ダリオ、よしな!ユラトは悪くないさ…」
(きっと…なんか色々あったんだろうな…)
パーティーに少し重い空気が漂った。
それを察知したレクスが気持ちを切り替えようとメンバー全員に聞こえるように言う。
「まだ1日が始まったところだ、今はハイエルフの国を探す事に集中すべきだ、違うか?」
ジルメイダもそれにすぐ同意する。
「レクスの言う通りだ!みんな始めるよ!」
それを聞いたパーティーメンバーは気持ちを切り替え探索を開始する。
まずは、聖石を埋めるため、ユラトは黒い霧のすぐ近くで跪き、辺りに落ちていた木の枝で地面に浅く穴を掘った。
そしてジルメイダがリュシアに聖石を埋めるように言ってきたのでリュシアは眠い目を擦りながらユラトが浅く掘った地面の穴に片手で、ぽいっと投げ入れた。
軽く土をかけ、聖石を埋める。
そして、ユラトは埋められた場所に右の手のひらを地面につけ、目を瞑り黒い霧を払うために聖石の力を発動させる言葉を呟くように発する。
「大地の神イディスよ…我ら光の民に力と加護を…そして邪悪なる闇の霧を払い給え…」
フワッっと僅かな風が吹く。
ユラト達の周りの空気が聖石に一瞬吸い込まれるような感覚があった。
すると今度は、聖石を埋めた場所が、わずかに一瞬光りを放つと同時に一塵の風が吹く。
フワワァァ――――
パーティーメンバーの髪や着ているマントが揺れる。
「もう、随分前のことだ、あんまり、思い出させるんじゃねぇ…」
「ダリオ、よしな!ユラトは悪くないさ…」
(きっと…なんか色々あったんだろうな…)
パーティーに少し重い空気が漂った。
それを察知したレクスが気持ちを切り替えようとメンバー全員に聞こえるように言う。
「まだ1日が始まったところだ、今はハイエルフの国を探す事に集中すべきだ、違うか?」
ジルメイダもそれにすぐ同意する。
「レクスの言う通りだ!みんな始めるよ!」
それを聞いたパーティーメンバーは気持ちを切り替え探索を開始する。
まずは、聖石を埋めるため、ユラトは黒い霧のすぐ近くで跪き、辺りに落ちていた木の枝で地面に浅く穴を掘った。
そしてジルメイダがリュシアに聖石を埋めるように言ってきたのでリュシアは眠い目を擦りながらユラトが浅く掘った地面の穴に片手で、ぽいっと投げ入れた。
軽く土をかけ、聖石を埋める。
そして、ユラトは埋められた場所に右の手のひらを地面につけ、目を瞑り黒い霧を払うために聖石の力を発動させる言葉を呟くように発する。
「大地の神イディスよ…我ら光の民に力と加護を…そして邪悪なる闇の霧を払い給え…」
フワッっと僅かな風が吹く。
ユラト達の周りの空気が聖石に一瞬吸い込まれるような感覚があった。
すると今度は、聖石を埋めた場所が、わずかに一瞬光りを放つと同時に一塵の風が吹く。
フワワァァ――――
パーティーメンバーの髪や着ているマントが揺れる。
更新日:2014-05-29 08:46:04