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小説

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極秘情報

 小雨が降る早朝 おいらは幸子の第一声に目を覚ました。

 時計を見ると6時40分。 今日は幸子も寝坊したみたいだ。


 さあ、今日は久しぶりに悪徳銀行住之江支店から出金をする日だと思うと

 心が弾むし、朝飯はうまいのなんの。メニューはゆでたまご3個と豪華。

 予想はというと 昨日の夜にバッチリ作戦は立てたので、全く心配なしだ。


  「幸子! 行って参るぞ! 今晩はすき焼きでも作ってやるから楽しみに待っとけ!」


 おいらは愛車シボレーにまたがり、家を出た。時間は9時20分。

 途中スタンドでガソリン給油に立ち寄り、約15分程で住之江競艇場に到着した。


 100円ゲートをくぐり、出走表を一枚手に取り、まずはスタートライン付近に直行した。

 「やはりおいらが一番のりか・・・」

 早朝特訓を見るために早くから出向くマニアはそう沢山はいない。

 ここで注目する選手の雰囲気や展示を注視していくのが予習だな・・・。


 「お、やっと特訓の開始だ」 


 3Rに出走する注目の1号艇 落合敬一が目の前を走った・・・・「気配は悪くない」

 次にそのヒモ対抗の5号艇 森脇 徹もあとに続く・・・・「こちらも悪くないな」



 おいらは本番を前にして、120%の自信と確信を得た。「1-5で決まったな」


 一通りの特訓が終わり、おいらが次に目指したのはマークシートと鉛筆の確保。


 これらは毎回、使いきれないほど取ってきてしまう・・・・。癖ってやつね。


 10時15分頃になるとぞろぞろと客が入りだし、おのおの好きな場所に陣取る

 光景が目に付くようになる。 おいらの陣地はというと、

 第1ターンマークのすぐ目の前さ。ここが一番熱い瞬間を拝めるんだ。


   
  

更新日:2008-12-11 22:56:57