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小説

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愛宕山に来て以来プシュケ―は、夜は夫と濃密な時間を過ごし、昼間はダイエットに励みつつ全身に磨きをかけて過ごした。

しかし、一カ月もたつと、さすがに飽きてきた。

また、昼間の話し相手がいないこともこたえた。

そこでプシュケ―は、夫に里帰りを願い出た。

「あて、さみしおす。中京のど真ん中で生まれ育ったのに、愛宕山の頂上にずっとひとりでいるやて、耐えられまへん。里帰り、させとくなはれ」

そう言って、プシュケ―は夫の胸にすがってさめざめと泣いた。

「しゃあないなぁ。ほな、明日の朝、わてが出て行ったあと裏の崖から飛び降り!清水さんまで送ってもうたるさかい」

「おおきに!」

そう言うとプシュケーは、アンジェリーナ・ジョリーばりの唇で、夫の下半身にキスの雨を降らせた。

更新日:2013-04-20 12:14:23

京都生まれのキューピッドとプシュケー