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⑭
その頃、ことのしだいを知ったアフロディーテが、年若い愛人相手に怒りを爆発させていた。
「キューピッドがプシュケーを嫁にして、愛宕山に住まわせてたてか?」
アフロディーテが、目を三角にしてわめく。
「いわゆる、新婚さんどすな」
比叡山延暦寺からスカウトしてきたお稚児が、しゃらっと言ってのける。
「息子やのに、あてのこと裏切りよったんやろか?」
「惚れてしまわはっただけちゃいます?」
「…」
アフロディーテは、絶句した。
「どっちにしたかて、プシュケーはこらしめたらな気ぃすまへん。
「プシュケーを捕まえて連れて来たもんにんは、あてがキスしたげます!て、おふれ出してんか」
「キューピッドがプシュケーを嫁にして、愛宕山に住まわせてたてか?」
アフロディーテが、目を三角にしてわめく。
「いわゆる、新婚さんどすな」
比叡山延暦寺からスカウトしてきたお稚児が、しゃらっと言ってのける。
「息子やのに、あてのこと裏切りよったんやろか?」
「惚れてしまわはっただけちゃいます?」
「…」
アフロディーテは、絶句した。
「どっちにしたかて、プシュケーはこらしめたらな気ぃすまへん。
「プシュケーを捕まえて連れて来たもんにんは、あてがキスしたげます!て、おふれ出してんか」
更新日:2013-04-20 12:20:08