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第六章 忍び寄る黒い影

水音が去って、星麗奈はヘタンとその場でしゃがんだ。

『っ!!星麗奈!』

月夜は、星麗奈の元に駆け寄った。

『月夜・・・』

星麗奈の目には、涙があふれていた。

それを見た月夜は、フッと微笑んだ。

『・・・なんだ?』

星麗奈は、自分の手を胸の方に添えてゆっくりと目を閉じ、言った。

『この力・・・水音さんの優しさが溢れています・・・とても、心地良いです・・・。』

星麗奈は、静かに涙を流しながら月夜に向かって微笑んだ。

『・・・そうか・・・』




私は、必ずなにがあろうとも水音さんの築いてきたことを受け継ぎます!

水音さんのこの大きな力を今の私が扱えるか不安です・・・

魔法が苦手な私がすぐに使えるとは思いません。

でも、少しずつでも一歩一歩頑張って修業します。

そして、六人の戦士たちも探してみせます!

だから・・・待っていて下さい。

私・・・光の巫女と六人の戦士たちが、

水音さんの望む世界中の平和を築きます!!

それまで・・・私達を見守っていて下さい。

更新日:2013-07-12 00:37:50

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