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第10話「かっこいい女の子」
「あーもー何これ!なんでじゃがいもって皮あんの?!」
『や・・・皮なかったら超不衛生でしょーが』
「うっわなんだこのニンジン!全然切れねー!」
あまりにグダグダな光景に、思わずため息が出る。
『っとにもー・・・美優、貸して』
包丁を握って皮をシュルシュルと剥き、ちょうどいいサイズに切る。
「未央すごっ!」
『篠原は、包丁の持ち方が違う。こうして、引くように切る』
「おぉー・・・すげーなお前!」
『橋本ストップ!火弱すぎ。ご飯がべちゃっとしちゃうから。あと3本ぐらいマキ追加しといて』
「あ・・・あぁ・・・」
『さーてと、じゃああたしはお肉炒めとくから・・・佐藤も野菜お願い。橋本、それ終わったら食器の用意できる?』
「ん、分かった」
・・・って、なんかあたしリーダーシップとりすぎ?
癖なんだよねお節介・・・。
「ははっ、お前って本当かっけーよな!」
『カッコいーって言われても複雑なんですけど』
「尊敬してんだよ。・・・それにまぁ・・・可愛いしな」
『え?なに?』
なんて。嘘。本当は聞こえてる。
本当にこいつはいつもいつも・・・!
「あ・・・あのさ成瀬」
遠慮がちに話しかけてきたのは、他の班の男子、須藤。
『?』
「俺らの班、手伝ってもらえねーかな?成瀬、なんか料理得意そうだし・・・」
『・・・うん、いーよ。ちょうどお肉できたし行く。美優と篠原と佐藤、野菜切り終わったら呼んで?行ってくる!』
「成瀬」
須藤の班に行こうとしたあたしの足が、佐藤の声で止まる。
『なに?』
「俺も行く」
『・・・はっ?』
2人で手伝いをすることになったあたしたち。
須藤の意外な一面を知ることになるのです。
『や・・・皮なかったら超不衛生でしょーが』
「うっわなんだこのニンジン!全然切れねー!」
あまりにグダグダな光景に、思わずため息が出る。
『っとにもー・・・美優、貸して』
包丁を握って皮をシュルシュルと剥き、ちょうどいいサイズに切る。
「未央すごっ!」
『篠原は、包丁の持ち方が違う。こうして、引くように切る』
「おぉー・・・すげーなお前!」
『橋本ストップ!火弱すぎ。ご飯がべちゃっとしちゃうから。あと3本ぐらいマキ追加しといて』
「あ・・・あぁ・・・」
『さーてと、じゃああたしはお肉炒めとくから・・・佐藤も野菜お願い。橋本、それ終わったら食器の用意できる?』
「ん、分かった」
・・・って、なんかあたしリーダーシップとりすぎ?
癖なんだよねお節介・・・。
「ははっ、お前って本当かっけーよな!」
『カッコいーって言われても複雑なんですけど』
「尊敬してんだよ。・・・それにまぁ・・・可愛いしな」
『え?なに?』
なんて。嘘。本当は聞こえてる。
本当にこいつはいつもいつも・・・!
「あ・・・あのさ成瀬」
遠慮がちに話しかけてきたのは、他の班の男子、須藤。
『?』
「俺らの班、手伝ってもらえねーかな?成瀬、なんか料理得意そうだし・・・」
『・・・うん、いーよ。ちょうどお肉できたし行く。美優と篠原と佐藤、野菜切り終わったら呼んで?行ってくる!』
「成瀬」
須藤の班に行こうとしたあたしの足が、佐藤の声で止まる。
『なに?』
「俺も行く」
『・・・はっ?』
2人で手伝いをすることになったあたしたち。
須藤の意外な一面を知ることになるのです。
更新日:2012-08-25 23:08:48