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第7話

レオン視点。

おいおい…。何で殆どの奴らが泣いてるんだよ?

レオン
『全く…王たる者が簡単に泣くべきでは無い…』

俺は幼子にする様に孫堅の頭を撫でる。

すると何故か耳まで真っ赤になった孫堅に俺は、内心首を傾げる。

レオン
『どうした?孫堅文台…ボンヤリして?』

そう言えば、あいつも、頭を撫でると耳まで赤くしてたな…。

レオン
『ふっ…』

孫堅
『っ!なっ…何が可笑しいのよ!』

俺は孫堅の頭を撫でるのを止めると言った。

レオン
『いや…別に貴女を見て笑った訳じゃない…ただあいつも同じ反応してたな…っと思ってな…』

懐かしさに頬が緩む。

孫堅
『むぅ〜』

何故か不機嫌そうな表情をする孫堅に俺は不機嫌になる意味が、分からず眉を寄せる。

だが…そんな事よりも、さっきから、気になっている事を問う。

レオン
『ところで…。孫堅よ…何故、周瑜さんは胸を、患っているのに、3日もまともに寝食をとって、いないんだ?』

孫堅
『えっ?』

周瑜
『なっ…何を根拠に!』

レオン
『はぁ…俺は3百年以上生きてるんだぞ?医術は心得ているさ…それに、貴女の肌の色が悪い事や目元の隈も、俺には分かる…』

周瑜
『なっ…』

レオン
『何を焦ってるか知らないが…重度の睡眠不足に加えて、まともに食事を摂らない…それで病気にならない方が、どうかしてる…』

レオン
『俺はな…周瑜…貴女の事は全然知らない…だから何か理由があるのかも知れん…だが…』

レオン
『予言しよう…このまま放置したら貴女は後半年位で確実に過労死だ…』

その言葉に青ざめる者達を確認した俺は溜息を、吐く。

レオン
『はぁ〜仕方ないか…』


『魔人殿…まさか…』

俺が今からする事が分かったらしい祭に俺は言った。

レオン
『仕方ない…この女性が死んだり倒れたりされたら悲しむ奴達が居る…』

俺は、フォースエッジを片手で持つ。

周瑜
『っ!』

何を、勘違いしたのか?臨戦体制をとる彼女に、苦笑し躊躇う事なく自分の腕を少し斬った。

更新日:2012-07-15 06:46:15

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恋姫無双!悪魔の力を、持ちし者!