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第6話

レオン視点。

レオン
『ほぉ…中々、壮観な所だな…』

辺りには兵士がおり中には女性も居る…。

しかも…その殆どの人間が、俺に対して警戒心を抱いているな…。

まぁ…知らない者が王の居る玉座に近付いているのだから当然の反応だがな…。

???
『貴方が祭を助けてくれた人ね…先ずは御礼を、言うわ♪ありがとう♪』

王らしき女性が玉座から下りようとして、傍に、居た女性に止められた様で座ったまま言った。

レオン
『いや…別に唯の気まぐれだ…貴女に御礼を言われたくて助けた訳じゃないし御礼が欲しくて祭を助けた訳じゃない…』

???
『そうなの?貴方…珍しいわね♪』

何故か笑う女性に周りに居た者達がざわめく。

レオン
『先ずは…』

俺は、フォースエッジに手を掛けると途端に殺気立つ兵士達に苦笑。

レオン
『安心しろ…斬り掛かる様な真似はしない…唯…部屋に風穴が空く事を、謝罪する…』

???
『あら?どう言う意味かしら?』

レオン
『見ていれば分かる…』

俺は、フォースエッジを片手で持ち無動作に投げ次の瞬間…。

ズドンッ!

もの凄い音を立て、フォースエッジが地面に突き刺さる。

レオン
『これで先ずは俺が貴女達に敵意が無い事は理解してくれたと思う…』

???
『貴方…何者?』

漸く王らしき女性は笑みを消し覇気を俺に叩き付ける。

その覇気に、当てられた兵士が何人か気絶したのが見え苦笑。

???
『何が可笑しい?』

爆発的に膨れ上がる覇気を躯から発する女性に、言った。

レオン
『何者と聞かれても俺はこう答えるしかない…。化け物だとな…』

???
『っ!どう言う意味?』

レオン
『そのままの意味だ…。取り敢えず、その覇気を止めろ…兵士達が、気絶して使い物に、ならなくなるぞ?』

???
『貴方…随分偉そうな、物言いね…。目上の者に対しての言葉使いを教えて、貰わなかったのかしらね?坊や?』

その言葉に俺は笑いを、堪える事が出来なかった

レオン
『ふっ…ふふふっははははははっ!』

???
『何?その笑いは?苛々するわね!』

レオン
『いや…くくくっ!別にはははっ…貴女を笑っ…ははははっ!』

???
『ちょ!貴方…』

更新日:2012-07-15 02:35:19

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恋姫無双!悪魔の力を、持ちし者!