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青い鳥って誰のこと?




白ひげが、夜は歓迎会の宴をすると言っていました。




ですが、まぁかはふと、
思い出したことがありました。





この船に乗るまで抱きしめていた青い鳥。
そう。不死鳥のぬいぐるみがないのです。





船に乗るまでは確かに抱きしめていたはず。
だからどこかにあるのは間違いないのです。





「まぁか。キョロキョロしてどうしたんだい?」





「ん・・・。青いとりしゃん・・・。」

※(ん・・・。青い鳥さん・・・。)





マルコは、自分のことを言われてるのかと
勘違いして驚きました。





能力を見せていないまぁかが、青い鳥と
言ったのですから当然の反応でしょう。





ですが、能力を見せたらまぁかは
怖がらないか不安になりました。





数時間前に会ったばかりの子供に
こんな気持ちになるなんてと
マルコは自分がこんなキャラじゃねぇだろいと
笑いたくなりました。





そんなマルコをよそに、まぁかは必死に
訴えかけて涙目でした。





焦るマルコ。





こんな1番隊隊長は、早々お目にかかれる
ものではありません。





サッチは宴の準備で厨房へ行ってしまっています。





つまりここにはパイナップル・・・否。





強面のオロオロしたおっさんと
今にも泣き出しそうな幼女。





そして遠目からその光景を見つめて
目が点のクルー達という状況です。





なんというシュールな光景でしょう。





「まりゅぅ。まりゅ・・・。
 青いとりさんいにゃぃ・・・ふぇ・・」

※(まりゅぅ。まりゅ・・・。
  青い鳥さんいない・・・。ふぇ・・・)





「いや・・・。まぁか。
 それはよい・・・。(汗」





あくまでマルコは自分のことだと思っています。





そして不死鳥になるかどうか。
嫌われるか好かれるかの瀬戸際です。





ここにきて1番隊隊長。
不死鳥マルコの危機。





(どうやってごまかすかねい・・・。否。
 言っちまった方がいいのか・・・
 あーどうしたもんかねい)




更新日:2012-07-05 20:33:35

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