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#1 「ある街の仔猫」

僕が住む街には、とても大きくて古い屋敷があるんだ。

僕は、そこで健やかに生まれたんだ。

「ジェームズ、大好物のマタタビだよー」

飼い主さんは、僕の大好物のマタタビを餌箱に入った餌に混ぜてくれた。

僕はすぐに餌にかぶりついた。ホロ酔い気分になりながらね・・・

僕は良い気分になり、飼い主の膝でゴロゴロと喉を鳴らしながら眠りに落ちたんだ。

たまに、引掻いたりしちゃうけどね。

更新日:2009-01-16 23:51:45

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