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第4章 「謎の研究施設」

俺は、光にようやく慣れてきたので、周囲を見渡した。

そこは、全面白い壁紙をされた部屋だ。

ふと、後ろを振り返ると入ってきたはずの扉がない。

俺は、

「くそっ、はめられたか!」

などと考える余裕がありながらも、少々戸惑っていた。
 
「やぁ、すまんすまん。」
 
ふと、聞き覚えのある声が頭によぎった。
 
「お前に、此処に来てもらったのには理由があってね。」


「父さん!?」

そう、俺の父「孝昌(たかまさ)」だ。

「なんで、父さんが家にいるの!?」

俺は、全く動揺を隠せない顔で父さんに疑問詞で聞いた。
 
確か、英語では「Why」だったよな?確か。
 

「ふふ、残念だが。此処は家ではない。」

何だって!?

確かに俺は父さんの部屋に入ったんだ!
 
家じゃない訳がない。

「お前は、あの部屋からこの研究所にワープしたんだ。」

WAWAWAワープですか・・・
(なぜかネタが浮かぶ・・・)

「そうだ。我が研究所が25年かけて作り上げた物体転移装置によって、
お前はこの施設にやってきたのだ。」

待て待て待て!!

意味が判らない。
 
思考停止・・・
パニッパニッパニッパニッ、パニパニパニック・・・
(懐かしいな)
 
「判らなくても良いぞ。これが重要ではないのだかね。」

はて、俺は何でこんな意味の判らない施設にこなきゃならないんだ?

更新日:2008-11-29 00:23:24

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