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第2章 「瑞葉」

                  キーンコーンカーンコーン♪

             予鈴を合わせて、5回目のチャイムが鳴った。

                皆お楽しみの弁当の時間だ。
                 (今じゃあんま言わないか)

           俺はリュウを連れて、1Fにある学生食堂へ向かった。

             そこで、母さんが作った飯を食っていると、

               「あれ、あそこに居るのは?」

            俺はやや近視の眼を遠視に変えた。
                (常人では無理だな)

             さすが小説・・・。何でも出来るんだな。


        しかし相変わらず、リュウは飯をバリバリ食ってる。

         少しは人の話し聞けよ。しかも、口周り汚いぞ。
          ソースだらけだ。ティッシュやるから拭け!

更新日:2008-12-10 23:07:27

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