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ポジション。-1-
半べそかいてる私に、優しい言葉と手のぬくもりが降ってくる。
「ほら、泣かないの。失敗は誰にだってあるんだから。大事なのはそれを踏まえて次どうするか、よ。それにミクももうすぐお姉さんになるんだから。」
アルト声のめーちゃんが優しく言う。そうなのだ。私はもうすぐお姉さんになる。鏡音リンちゃん・レン君がもうすぐ完成し、そして我が家にやってくる。KAITOお兄ちゃんとMEIKOお姉ちゃんと私がいるこの家に。
「……な…」
「ん?」
「なんだか、緊張するね。お姉ちゃんって」
下向きだった視線をめいちゃんに戻して、えへへとはにかむ。
「別に緊張する事はないわよ」
クスッと笑いながら、私の頭に置いてた手をもどすめいちゃん。めーちゃんの発言は自信に溢れてた。
「どうして?」
素直に疑問に思った事を口に出してみる。めーちゃんは困ったような笑顔をみせながら、また私の頭を撫でてくれた。
「どうしてって……そうねぇ…強いて言えば、私がお姉ちゃん出来てるから、かな?」
「……」
「大丈夫よ、ミクも出来るわよ」
くしゃくしゃっとなでた後にこっちまで明るくなる最高の笑顔をくれた。めーちゃんは凄い。いつだってその気にさせるのがうまくて、さっきまで落ち込んでいたのも忘れてしまう。よぉ~し、なりますか、お姉ちゃんに。二人から頼って貰えるお姉ちゃんに!
「ほら、泣かないの。失敗は誰にだってあるんだから。大事なのはそれを踏まえて次どうするか、よ。それにミクももうすぐお姉さんになるんだから。」
アルト声のめーちゃんが優しく言う。そうなのだ。私はもうすぐお姉さんになる。鏡音リンちゃん・レン君がもうすぐ完成し、そして我が家にやってくる。KAITOお兄ちゃんとMEIKOお姉ちゃんと私がいるこの家に。
「……な…」
「ん?」
「なんだか、緊張するね。お姉ちゃんって」
下向きだった視線をめいちゃんに戻して、えへへとはにかむ。
「別に緊張する事はないわよ」
クスッと笑いながら、私の頭に置いてた手をもどすめいちゃん。めーちゃんの発言は自信に溢れてた。
「どうして?」
素直に疑問に思った事を口に出してみる。めーちゃんは困ったような笑顔をみせながら、また私の頭を撫でてくれた。
「どうしてって……そうねぇ…強いて言えば、私がお姉ちゃん出来てるから、かな?」
「……」
「大丈夫よ、ミクも出来るわよ」
くしゃくしゃっとなでた後にこっちまで明るくなる最高の笑顔をくれた。めーちゃんは凄い。いつだってその気にさせるのがうまくて、さっきまで落ち込んでいたのも忘れてしまう。よぉ~し、なりますか、お姉ちゃんに。二人から頼って貰えるお姉ちゃんに!
更新日:2009-02-03 23:45:28